商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2012/12/01 |
JAN | 9784102122020 |
- 書籍
- 文庫
人間の土地
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
人間の土地
¥693
在庫なし
商品レビュー
4
263件のお客様レビュー
サンテグジュペリの著…
サンテグジュペリの著作の中で一番のお気に入りです。星の王子様は有名ですが、著者の体験を基にした話で、本当に良いです。
文庫OFF
伊坂幸太郎の「砂漠」を読んで、本作を読もうと思った。 読む前は、「人間の最大の贅沢は物欲ではなく、人間関係である。」という言葉に共感していた。「そりゃあ物欲を追うとキリがなく、本質を間違えてしまうからなあ」と思っていた。 しかし、本作を読んで少し変わった。僕の人間関係は家族や恋人...
伊坂幸太郎の「砂漠」を読んで、本作を読もうと思った。 読む前は、「人間の最大の贅沢は物欲ではなく、人間関係である。」という言葉に共感していた。「そりゃあ物欲を追うとキリがなく、本質を間違えてしまうからなあ」と思っていた。 しかし、本作を読んで少し変わった。僕の人間関係は家族や恋人、友達、仲間のことだったが、もっと大きいヒトであった。 僕は小さい時から、危険なことをしてきた。しかし今も何不自由なく生きている。それができているのは親からの無償の愛だけでは無いと思った。常に目を光らせている見知らぬ大人達がいたからだ。 ストーリーはつまらない。なぜなら脚色もなく、ドラマも無い、「リアル(人生)」を描いているから。だから説得力がある。
Posted by
「こういうわけで生命の歓喜が、ぼくにとっては、この香り高くて熱いひと口、この牛乳とコーヒーと小麦粉の混合物に、集中されているのであった。それを通じて人は、平和な牧場とも、異国風な耕地とも、収穫とも合体し、それを通じて人は、全地球とも合体するのであった。あれほど多くの星の中で、早朝...
「こういうわけで生命の歓喜が、ぼくにとっては、この香り高くて熱いひと口、この牛乳とコーヒーと小麦粉の混合物に、集中されているのであった。それを通じて人は、平和な牧場とも、異国風な耕地とも、収穫とも合体し、それを通じて人は、全地球とも合体するのであった。あれほど多くの星の中で、早朝の食事のこの香り高いひと椀を、ぼくらのために用意してくれる星は、ただ一つこの地球しか存在しないのだった。」ーp29 「ところがいったん危険に直面する、するとたちまち、人はおたがいにしっかりと肩を組みあう。人は発見する。おたがいを発見する。おたがいにある一つの協同体の一員だと。他人の心を発見することによって、人は自らを豊富にする。人はなごやかに笑いながら、おたがいに顔を見あう。そのとき、人は似ている、海の広大なのに驚く解放された囚人に。」ーp44
Posted by