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土を喰う日々 わが精進十二カ月 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1982/03/11 |
JAN | 9784101141152 |
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土を喰う日々
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土を喰う日々
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商品レビュー
4
62件のお客様レビュー
山菜など、素朴で自然…
山菜など、素朴で自然な食物でつくる料理を写真を交えて紹介しています。どれも美味しそう。
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食との関係の理想の形…
食との関係の理想の形をこの本に見ます。食物に対する素朴な感謝、畏敬の念が感じられる十二ヶ月の料理はとても美しい。飽食を恥じる一冊です。
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9歳から禅宗寺院の庫裡(くり)で暮らし、精進料理を覚えた村上勉さん。16歳から18歳までは、等持院で尾関本孝老師の隠侍(身の回りのお世話係)をこなしていた。老師の食事も作り、精進料理を学んだ。貧乏寺でなにもない台所から絞り出すのが精進で、それは土を喰らうものだと思ったのは、畑と相...
9歳から禅宗寺院の庫裡(くり)で暮らし、精進料理を覚えた村上勉さん。16歳から18歳までは、等持院で尾関本孝老師の隠侍(身の回りのお世話係)をこなしていた。老師の食事も作り、精進料理を学んだ。貧乏寺でなにもない台所から絞り出すのが精進で、それは土を喰らうものだと思ったのは、畑と相談しながら料理を作っていたからだそうだ。そんな村上さんが12ヶ月間、山荘の台所で土を喰らう生活をしたときのレシピとエッセイ。 土を喰らう生活という表現でもわかるように、畑から取ってきたり、掘り出したりしたものを、ただ焼いたりするだけの料理なのに、とてもおいしそうに思えた。取れ立てで、皮を薄く剥いて、素材の味を楽しむ料理は、今の時代ではとても貴重なもののように思えた。レンジで簡単にすぐできるもの、たくさんの調味料を使って作ったものを普段いただいているから、余計にそう思えたのかもしれない。この本は昭和53年に出版されたものだが、その当時でも、売られている野菜はもう本来の味ではなかったようだ。今も大根が辛かったりしたら、買ったのを失敗した気がしてしまう。本当の野菜の味を私は知らないんだなと思った。 この本を読むと、竹の子を掘ったり、きのこを採ったり、野菜を育てて食べることに憧れる。本当に生易しい生活ではなかったと思うけれど、自然の中で生活したことのない私は、そんなことを思った。生きるために何を食べるのかということについても考えさせられた。 ちなみに映画もとてもよかった。季節に合わせて撮られた映像や自然の音に、心が落ち着いた。
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