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新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像! 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 1983/06/01 |
JAN | 9784041365656 |
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新版 悪魔の飽食
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商品レビュー
3.4
59件のお客様レビュー
本書の現在における価値
日中戦争勃発後の1933(昭和8)年旧満州に創設され、ロシア人、中国人、モンゴル人など3千人余の捕虜を対象に非人道的で残酷な数々の人体実験等を行ったいわゆる日本陸軍第七三一部隊の実像を、著者自らの取材・調査による関係者の証言や新資料に基づき、改訂新版として書き起こし、戦争の狂気を...
日中戦争勃発後の1933(昭和8)年旧満州に創設され、ロシア人、中国人、モンゴル人など3千人余の捕虜を対象に非人道的で残酷な数々の人体実験等を行ったいわゆる日本陸軍第七三一部隊の実像を、著者自らの取材・調査による関係者の証言や新資料に基づき、改訂新版として書き起こし、戦争の狂気を告発したノンフィクションの労作である。著者が文中で「真に恐ろしいことは、この残酷を犯した人たちと、われわれが別種の人間ではないという事実である。われわれも、第七三一部隊の延長線上にある人間であるということを忘れてはならない。」と宣明しているとおり、本書は隊員の個人責任を問うものではない(もしそうであれば石井部隊長に関する論調などはさらに激しさを増したであろう。)が、本書に記録された日本人が行った重大な加害の事実は決して消えるものではない。現在のロシアによるウクライナ侵攻をみるまでもなく、「侵略者が侵略の痕跡を隠したがるのは、侵略の罪悪性を承知しているからであり、戦争における自国の被害の歴史のみ強調し、加害の事実はできるだけ隠蔽しようとする。」という著者の指摘は、正鵠を得たものであり、著者が「国民全体が戦争の狂気に取り憑かれたとき、冷静なブレーキとなるのは、過去の正確な記録である。」と警鐘を鳴らす意味において、本書の価値は現在においても揺らぐところはなく、むしろ一層高まっているというべきであろう。
fugyogyo
731部隊の犯した戦…
731部隊の犯した戦慄を覚えるような所業には、人間の根源的な問題にあると思いました。遠藤周作の「海と毒薬」も人体実験を描いた小説だけど。(実話を基にしてるだけに重くて、恐ろしい)
文庫OFF
わたしが中学生の頃 赤旗に連載された読み物ですが、どこまでが事実で、どこからが間違い(Fiction)なのか色々議論のある作品である。森村誠一の取材協力者は「赤旗」の記者だったそうだ。731部隊に関係しない写真が含まれていたことが後に判明したらしい。 九州帝国大学の米軍捕虜生体実...
わたしが中学生の頃 赤旗に連載された読み物ですが、どこまでが事実で、どこからが間違い(Fiction)なのか色々議論のある作品である。森村誠一の取材協力者は「赤旗」の記者だったそうだ。731部隊に関係しない写真が含まれていたことが後に判明したらしい。 九州帝国大学の米軍捕虜生体実験(「海と毒薬」のモデル」となった) と並び日本軍による加害事件として記憶にとどめるべきと私は思っている。しかし米軍が731部隊の生物兵器データ提供の見返りに731部隊員を免責したのが事実なのか否かは私の思い込みか否か再検証してみようと思った。
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