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フィールドワーク 書を持って街へ出よう ワードマップ
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フィールドワーク 書を持って街へ出よう ワードマップ

佐藤郁哉【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新曜社/新曜社
発売年月日 2006/12/20
JAN 9784788510302

フィールドワーク

¥2,420

商品レビュー

4.2

13件のお客様レビュー

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2024/02/05

文化人類学者がよく利用する「フィールドワーク」という調査手法についての本。学術目的の調査を意識した内容だが、それ以外の領域でも役に立つ内容。自分にとって未知の領域をどのように理解していくか、量的調査と質的調査をどのように組み合わせていくか、課題発見から整理までの道筋の付け方などの...

文化人類学者がよく利用する「フィールドワーク」という調査手法についての本。学術目的の調査を意識した内容だが、それ以外の領域でも役に立つ内容。自分にとって未知の領域をどのように理解していくか、量的調査と質的調査をどのように組み合わせていくか、課題発見から整理までの道筋の付け方などの技術を学び、内容を一段メタな視線で読み自分の専門分野に適用する材料として良質な本。 プロダクト開発の現場では、ユーザーのニーズを理解してプロダクトを作り上げ進化させていくためにはユーザーを正確に理解することが重要。そのためにユーザーがどのように1日を過ごしているか、何を価値と捉えているか、アクションや問題の分類をどのようにしているか、様々な側面から理解し生き生きとしたユーザー像を自分の中に作る。それは文化人類学者が集団の特性を理解するアプローチととても似ている。対象にするのがプロダクトのターゲットなのか、民族・社会的集団であるか、調査の目的が経済活動か学術目的かの違いはあっても過程は似ている。

Posted by ブクログ

2018/12/22

p92 ここで注意しておかなければならないのは、フィールドワークすなわち理論の「生成」であり、サーベイすなわち理論の「検証」という単純な図式ではない、ということです p97 ■操作的定義の限界と「感受概念」 しかし、本当にそうでしょうか。たしかに、「誰にでも同じように測れる」...

p92 ここで注意しておかなければならないのは、フィールドワークすなわち理論の「生成」であり、サーベイすなわち理論の「検証」という単純な図式ではない、ということです p97 ■操作的定義の限界と「感受概念」 しかし、本当にそうでしょうか。たしかに、「誰にでも同じように測れる」ような手続きを使えば、言葉をめぐる不毛な議論を防ぐことはできるかもしれません。しかし、誰にでも測れるというのは、裏を返してみれば、誰にでも測れる程度のことでしかないのではないでしょうか p107 逆の意味で言えば、理論やデータの裏づけに乏しいものは、単なる「思いつき」や「当て推量」にしかすぎない。学生の卒論に出てくるいわゆる「仮説」には、この手のものが多い。 →論文として仮説を提示するには、それなりのデータのサポートが必要 p108 「問題を発見し明確な形に整理していくことは問題を解くこと以上に難しい」 p110 フィールドワーカーの仕事は、何といっても「書く」ことです。 p113 フィールドワークの一つの目標は、徐々に現地の生活になじんでいくことによって、その土地の社会生活の文脈を理解し、一つ一つの出来事や行為の意味を分厚い記述として書きとめていくことにある p126 一人のひとから人づてに広がっていく手法のことを、雪玉式サンプリングという

Posted by ブクログ

2015/11/22

本を読まずに現場に出てははいけないし、 本ばかり読んでいてはいけない。 だったら、本を持って現場に出ればいいんだな。 白黒つけすぎない姿勢がとても心地よい本。

Posted by ブクログ

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