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第九軍団のワシ 岩波少年文庫579
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第九軍団のワシ 岩波少年文庫579

ローズマリサトクリフ【作】, 猪熊葉子【訳】

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第九軍団のワシ 岩波少年文庫579

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2007/04/17
JAN 9784001145793

第九軍団のワシ

¥1,034

商品レビュー

4.2

43件のお客様レビュー

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2026/03/28

『軍と兵士のローマ帝国 』(岩波新書)の導入部で紹介されていて興味を持ち手に取る。 古代ローマ帝国は、最盛期にはブリテン(現イギリス)にまで版図を広げていた。 本作の主人公は、ブリテンに駐屯する軍団に志願して配属された若きローマ人・マーカス。軍人の家系に生まれた彼は、ブリテンで忽...

『軍と兵士のローマ帝国 』(岩波新書)の導入部で紹介されていて興味を持ち手に取る。 古代ローマ帝国は、最盛期にはブリテン(現イギリス)にまで版図を広げていた。 本作の主人公は、ブリテンに駐屯する軍団に志願して配属された若きローマ人・マーカス。軍人の家系に生まれた彼は、ブリテンで忽然と姿を消した第九軍団に属していた父の謎を追い求めるため、自らもブリテンへと赴いたのだった。 赴任して程なくして、反乱を起こした現地の氏族との戦いでマーカスは脚に傷を負い、軍人としての道が絶たれてしまう。ブリテンで隠退生活を送る伯父のもとに身を寄せ失意の日々を送る中、剣闘士奴隷に身をやつしていたブリトン人の青年エスカ、彼の捕らえたオオカミの子・チビ、隣家の少女・コティアらと出会い、マーカスは脚の傷とともに心も徐々に癒やされていく。 そんな中、第九軍団の象徴であった≪ワシ≫が北方の氏族に持ち去られて隠匿されているという噂を聞いたマーカスは、≪ワシ≫を取り戻すことを決意し、エスカとともに冒険に旅立つ。 旅立ちまでで大体全体の半分くらいが占められており、物語前半を読み進める中で、ローマ帝国時代のブリテンの様子に溶け込み、マーカスとその周辺の人物たちに少しずつ感情移入できるようになっている。 後半はマーカスとエスカの冒険譚。苦難の旅を進める中、マーカスは果たして≪ワシ≫を取り戻すことができるのか……? を追っていくことになる。 児童文学ながら読み応えは十分。本作はローマン・ブリテン4部作のうちの第1作目とのことなので、機会があれば残りの作品も読んでみたい。

Posted by ブクログ

2025/12/15

260930読了。 すごくよかった!何度も頭の中で「ホビット」が浮かぶ素敵な世界観でした。豊かな翻訳ひとつひとつに線をひきたくなるほど。 旅立ち→手がかり→奪還→逃亡→帰還の進行にずっとドキドキしました!氏族のエスカが美!すき!! サンクリフ作品また読みたい。

Posted by ブクログ

2025/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イギリスの歴史物というと、ひたすら15〜17世紀のイングランド王家を軸とした創作ばかり触れていたので、古代ローマ帝国がブリテン島を支配していた時代のローマ人視点と言うのはとても新鮮だった。 ローマがもたらした文明をどう思うか、と問うマーカスに対して答えたエスカの「ローマの鞘とブリトンの楯の模様」の例えがとてもしっくり胸に響く。それが良いか悪いかは別として、現代においても発展と共に整備され秩序だった社会では、暮らしの豊かさと引き換えに神秘性という魂は確かに失われているように思う。 とても分かりやすい素直な文章で綴れる物語の中に、当時の文化やそこに生きる人々の心がしっかり描かれていて、難しい言葉やたくさんの資料を掲載しなくとも、わくわくする楽しい想像に浸りながら何かしら子供たちの心に伝わるものがあるだろう、知らず学ぶことが出来るのだろうと、あらためて児童書の素晴らしい面を感じた。

Posted by ブクログ

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