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音を視る、時を聴く哲学講義 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
発売年月日 | 2007/04/12 |
JAN | 9784480090546 |
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音を視る、時を聴く哲学講義
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音を視る、時を聴く哲学講義
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商品レビュー
3.3
5件のお客様レビュー
見ることと聴くこと◆“今”とはどういう時間か◆イメージは頭蓋骨の中にあるか◆風景を透かし視る◆未来が立ち現われる◆“私”はいない 著者:大森荘蔵、坂本龍一
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] イメージは頭にあるのだろうか、それとも身体が感じるのだろうか、そして言葉はそれとどのようにかかわるのか。 人は時間を、そして音をどのように知覚するのか、あるいは、それは客観的に計測できるのか。 哲学や諸科学がさまざまに論じてきたこれらの問いに正しい「表現」を与えるべく、世界的ミュージシャン・坂本龍一の問いかけに、時間と感覚について独自の思考を展開させてきた哲学者・大森荘蔵が応える先鋭的な哲学講義録。 1980年代の傑作対話がここに。 [ 目次 ] 第1講 見ることと聴くこと 第2講 “今”とはどういう時間か 第3講 イメージは頭蓋骨の中にあるか 第4講 風景を透かし視る 第5講 未来が立ち現われる 第6講 “私”はいない [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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タイトルにもあるように、大森先生は時間の哲学に明るい方のようで、<現在只今>というものの区切りはどこで、どこからが過去だろうか、だとか、「今」の定義だとか、そういうことをについて本書でも考えを述べたり、まさに考え中のまま語っていたりします。答えが出ていな中での、外堀を埋めたり、核...
タイトルにもあるように、大森先生は時間の哲学に明るい方のようで、<現在只今>というものの区切りはどこで、どこからが過去だろうか、だとか、「今」の定義だとか、そういうことをについて本書でも考えを述べたり、まさに考え中のまま語っていたりします。答えが出ていな中での、外堀を埋めたり、核心部分を見定めたり、そういったところの思索を語ってくれています。また、見たり聞いたりして認知するいわゆる知覚世界(ふつうの人間的感覚の世界ですよね)っていうものが、物理的世界(科学的に証明されていることを正解とする世界)に劣っていて正しくないとはしない考えなのは面白かったです。そして、たとえばイメージすることは未来の産物に関わることだとか、イメージしたものは未来に実在する産物、だとかっていう知覚の仕方っていうのが、みなさんなかなかしたことはないでしょうが、これも一つの考えとしてあるわけでした。難しいでしょうか、でも、頭の体操になるようでもあるし、そういう視点を持つことで見える世界も変わるので、ちょっとした知的散歩にもなりますよね。
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