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ガウディの伝言 光文社新書
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ガウディの伝言 光文社新書

外尾悦郎【著】

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ガウディの伝言 光文社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/光文社
発売年月日 2006/07/20
JAN 9784334033644

ガウディの伝言

¥1,045

商品レビュー

4.3

72件のお客様レビュー

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2024/01/07

バルセロナに住むことになったので、サグラダファミリアの彫刻を担当したという外尾さんのこの本を読んだ。 サグラダファミリアだけでなく、数々のガウディ建築に触れながらガウディがいかにしてこうしたデザインを生み出し、作り上げてきたかがよく分かる。 自然、特に植物から造形を学び、機能...

バルセロナに住むことになったので、サグラダファミリアの彫刻を担当したという外尾さんのこの本を読んだ。 サグラダファミリアだけでなく、数々のガウディ建築に触れながらガウディがいかにしてこうしたデザインを生み出し、作り上げてきたかがよく分かる。 自然、特に植物から造形を学び、機能とデザインと象徴を一つの問題として解決してきたガウディ。 7.5、17.5という基準数値、サグラダファミリアを巨大な楽器とする構想。 ガウディ亡き後、ガウディならどういうものを作ったか、想像しながら創造していく営み。 サグラダファミリアをただ美しいと眺めるのも良いけれど、こうした背景を知った上で楽しむのもまた良い。

Posted by ブクログ

2023/11/04
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面白かった点 (アントニオ・ガウディ) ガウディとはどのような人物か ガウディが生きた当時のスペインの様子、雰囲気 ガウディのキーパーソン サグラダ・ファミリアがどのような思いで築き上げられてきたのか (外尾悦郎さん) サグラダ・ファミリアにて日本人である外尾さんが石を彫ることになった経緯 パリではなく、スペインに惹き寄せられた理由 出会いは自分から掴む 苦悩の中のひらめき 愛とは、幸せとはなにか 時間という無限の中に生きる自分を見る 読んでいて頷いてしまうくらい、共感することが多く、読んでよかった。 ガウディとサグラダ・ファミリアについて理解を深めることができ、満足感のある一冊。 早くスペインに行って、サグラダ・ファミリアを肌で感じたい。

Posted by ブクログ

2023/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ガウディ=サグラダファミリアの設計士」以外の知識がない状態で、日本人がその建設の重要な役割を担っていることを知って興味を持ち本書を取った。 ガウディ生前の記録が限られる中で著者が読み解くサグラダファミリア、ガウディの想いが明快な日本語で綴られ、天才建築家の天才たる所以に理解が深まる。(禅における空の概念を用いて石を掘ることを解釈するなど、本書が日本人的感性で書かれていることは理解の助けとなっている。) 以下2点、印象深い内容を自分の言葉で抽出する。 ・サグラダファミリアは、芸術ではなく道具である。使われることに徹底的にこだわった機能美は、それ全体で一つの楽器となる構造をすらを持つ。象徴・構造・機能の問題を一つの答えで解決してしまう。 ・ガウディが残した最後の言葉「諸君、明日はもっと良いものを作ろう」- 自分はその完成を見ることができないことがわかっていた。それでも恐らくガウディは幸せだった。なぜなら、サグラダファミリアへの愛があったから。愛とは、しばしば愛し愛され合うというものではなく一方的なもの、つまり自分のことを二の次にしても他のためになりたい、ひいてはそれが自分の幸せになる、という非対称なものである。自分のことしか考えない人に愛はなく、愛がない人には未来への希望がない。幸せとは、現時点で全て充足している状態ではなく、未来に希望を持った状態のこと。今が満たされている億万長者でも、それが明日なくなるかもしれない不安にあれば幸せではない。その意味でガウディは幸せだっただろう。

Posted by ブクログ

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