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ちぐはぐな身体 ファッションって何? ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2005/01/10 |
| JAN | 9784480420428 |
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ちぐはぐな身体
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ちぐはぐな身体
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商品レビュー
3.9
77件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ファッションであったり、自分の身体というものについて、とても分かりやすい言葉で、かつ哲学的に考察する作品。何気なく好んでいた洋服や、無意識に知覚していた自他の身体について、言い表してもらう気持ちよさが詰まっていた。特に性差についての考察は興味深く、女性の感覚を知らないからこそこの本を読んで良かったと感じた。ずらし、ちぐはぐでいいんだと心押される一作。
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話としては興味深いものもあったが、肝心の服を着ることについて突っ込んだ記述はそこまで多くなく、どちらかというとファッションを起点にした社会論のような感じで、正直少しがっかりした。 また、ファッションという感覚的なものを論述として語るうえでの弊害か、あるいは事例や感覚が古いせいか、...
話としては興味深いものもあったが、肝心の服を着ることについて突っ込んだ記述はそこまで多くなく、どちらかというとファッションを起点にした社会論のような感じで、正直少しがっかりした。 また、ファッションという感覚的なものを論述として語るうえでの弊害か、あるいは事例や感覚が古いせいか、論理に納得感もあまりなく、かといって鋭く研ぎ澄まされた感性を味わえるわけでもなく、そこらへんによくいるギャルソン、ヨージ好きのおじさんのつぶやきに思えてしまって、なんとなく読み応えがなかった。
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鷲田清一著作を初めて。高校生向けを意識したとあとがきにあるように、平易な文章を心がける気遣いを感じる。 本作は、パスカル「ディスプロポルシオン」とファッションを結びつけ、ファッションの軽薄さではなくその深遠な真理性を探求する論考である。 杓子定規な「等身大」に飲まれることなく、...
鷲田清一著作を初めて。高校生向けを意識したとあとがきにあるように、平易な文章を心がける気遣いを感じる。 本作は、パスカル「ディスプロポルシオン」とファッションを結びつけ、ファッションの軽薄さではなくその深遠な真理性を探求する論考である。 杓子定規な「等身大」に飲まれることなく、既定の何かから外れること、ずれること、くずすがファッションの真髄である。そのようにモードを創造し批判し新たに生み出すという営みに、人間のちぐはぐさを優しく包み込む作用がファッションにはある。 個人的な体験として、最近出身高校の制服が78年ぶり刷新されるというニュースをみた。正直私が現役の時から古風なデザインで特に女子生徒から不人気であった。今まで何度も刷新する議論が交わさせてきたが、今まで実現できなかった主な要因は「伝統」を守らねばという固持である。これは、制服の社会性に重きを置かれた観点である。 今回制服を刷新するにあたりデザインには在校生のアイデアも採用されている。現在の生徒たちがより制服を好ましく思うようにと、制服の当事者である生徒たちの視点に立った配慮である。 この出来事は、本書に述べられている制服における匿名の〈属性〉への還元をよく表している。 今回の制服刷新は、現役の生徒たちが当該高校の生徒であることへの愛着や誇りにもつながることが想定される。それは、制服はただ機能的に身体を装飾・保護するだけの目的でないことを示している。今回の制服刷新によって、還元される当該高校の生徒という〈属性〉が、生徒たちにとってポジティブな印象になることを切に願う。さらに興味深いのは、彼らが今後、この制服をどのように着崩し、あるいは着こなしていくのかという点である。そこには、各々が内に抱える〈ちぐはぐさ〉が、ささやかに表出してくるのではないだろうか。 本書は制服を起点とした論考にとどまらず、話題はダイエット症候群や80年代の日本人デザイナーの功績分析、タトゥーへと多岐にわたる。一貫して、ファッションを軽んじることに対して抵抗をしようという著者の気概を感じる。私のようにファッションに疎い、関心が低い人がそもそもファッションや服飾の意味は何か、と思想的に興味ある人おすすめ。
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