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中島敦全集(3) ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:弟子.李陵.名人伝.章魚木の下で. 遺稿 北方行.プウルの傍で.無題.セトナ皇子(仮題) 妖氛録. 雑纂.断片. 中島敦年譜:p445~459 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 1993/05/25 |
| JAN | 9784480027535 |
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中島敦全集(3)
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中島敦全集(3)
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全集三冊目。山月記のような中国を舞台にした小説群と遺稿などを収めてある。「わが西遊記」の悟浄にしろ、「弟子」の子路にしろ、聖人君子その人ではなくその弟子、欠けたところ、不器用なところのある人間の苦悩を書く方が好きなのだろうなあというのが伝わってくる。 全集を読み切ってみて、解説の...
全集三冊目。山月記のような中国を舞台にした小説群と遺稿などを収めてある。「わが西遊記」の悟浄にしろ、「弟子」の子路にしろ、聖人君子その人ではなくその弟子、欠けたところ、不器用なところのある人間の苦悩を書く方が好きなのだろうなあというのが伝わってくる。 全集を読み切ってみて、解説の言う「独自の香気」は確かにかぐわしく匂っているし、古代に舞台を取る作品たちのずっしりとした世界は心地よくもあってものすごい作家であることはひしひしと感じるのだが、好きな感じであるかというとそうではなかった。エッセイっぽい作品に漂う乾いた退屈、他人を突き放す感じ、哲学的な苦悩を紛らわす様子があんまり好きではないからかもしれない。結局全集1の最初に収録されている「古潭」の小説たちが、古代の重厚な世界観にわくわくするような幻想観をはらんでいて一番面白かった。
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生誕100年だそうである。「独特の香気」が確かにある。古代中国に題材をとった小説は有名だが「北方行」のような近代的、うじうじっぽい小説も面白い。
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ラスト三巻目。 33歳で亡くなった、その年に「名人伝」やら「李陵」といった作品を書き上げた中島敦、すごすぎるなー。 考えても仕方ないけど、生きていたら、どんな世界が開かれていたんだろうか。 「弟子」にしても「李陵」にしても、ストーリーを追っていると、孔子や蘇武といった、まさに王...
ラスト三巻目。 33歳で亡くなった、その年に「名人伝」やら「李陵」といった作品を書き上げた中島敦、すごすぎるなー。 考えても仕方ないけど、生きていたら、どんな世界が開かれていたんだろうか。 「弟子」にしても「李陵」にしても、ストーリーを追っていると、孔子や蘇武といった、まさに王道主人公然の人物がいる。 それに比べると、子路や李陵はやはり欠けている。 けれど、欠けた部分に葛藤し、諦め、それを本性と受け入れていく姿が愛おしい。 「山月記」においては、李徴にも袁傪にも、なんとなく共感し損ねるのは何故だろう。 「名人伝」に至っては、最早人に非ずの域に達してしまうしなぁ……。 「李陵」は死後、周囲の人によって付けられたタイトルで、もしかしたら「漠北悲歌」になっていたかもしれない、と。 うーん。「李陵」の方が確かに良い気がする。
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