商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 1987/09/10 |
| JAN | 9784062035163 |
- 書籍
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ノルウェイの森(下)
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ノルウェイの森(下)
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商品レビュー
3.9
193件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
結局「僕」は何だったの?切なさと苛立ちが混ざる 読み終えました。結論から言うと、とにかく「僕」というキャラクターが嫌すぎる! 上巻から「物事と自分との間に距離を置く」というスタンスを貫く「僕」にイライラしつつも、レイコさんの「私たちがまともな点は、自分たちがまともじゃないってわかってること」という言葉には、深く共感してしまいました。 個人的には、緑さんの「これ以上傷つきたくないし、幸せになりたいの」という言葉に、一番心がギュッとなりました。私だって友達になりたい!そう思った矢先に、緑さんを選んだ結果として直子さんが……という展開はあまりにも辛かったです。 あと、物語に出てくる「みんなビクビクして同じような本を読んでしまう」という指摘。SNSがこれだけ普及した今こそ、より顕著に現れている現象だなと痛感しました。あれは確かに革命なんて呼べるものじゃないですね。 ラストの「僕は今どこにいるのだ?」という問いかけには、もうお手上げ。放心状態でページを閉じました。教訓として「褒めすぎないこと」のような子育てのコツも学べましたが、それ以上に、「僕」に対するモヤモヤと、登場人物たちの痛みが混ざり合って、しばらくこの感覚からは抜け出せそうにありません。
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自分の中の喪失と重ねて読むことができた。 なぜこんなにも性愛の描写が多いのかと最初は思っていたけれど、それは失ったものを埋めようと求めることを描いているのだと解釈してから、自分のなかにもある同じ気持ちに思いを馳せながら読んだ。 物語全体を包む薄暗い雰囲気がよい。 自分の中のうま...
自分の中の喪失と重ねて読むことができた。 なぜこんなにも性愛の描写が多いのかと最初は思っていたけれど、それは失ったものを埋めようと求めることを描いているのだと解釈してから、自分のなかにもある同じ気持ちに思いを馳せながら読んだ。 物語全体を包む薄暗い雰囲気がよい。 自分の中のうまく言葉にできないしんどさを物語として味わえたような感覚。 読んでよかった。 以前読もうとした時は、私が気に入った村上春樹のテイストと全く違うものに感じて、早々に読むのをやめてしまった。時が経って、さまざまなタイミングが味方して、また読み直すことができたことを嬉しく思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
はじめはどのように物語が展開していくか予想できず、目の前の霧を睨むように読み進めた。まさに物語に浸るような読書だったと思う。 概念的な生と死が物語の要点なのだろう。 人物の対比にも、この概念的な生と死が紐付けられているように思う。 人の死は突然訪れる。作中でもそのように突然の出来事として描かれ、淡々と過ぎ去っていく様がリアルだった。 大切な人の死に、心を掴まれたまま生きていくのは確かに辛いだろうが、それでも残された者は生きていくしかない。 ワタナベの感情が読み取りにくく、解釈が難しい部分がある。 言動的にもあまり他人に興味なさそうなのに、なぜあそこまで直子に執着し、自分の行動に心を痛めていたのかがよく分からなかった。 本人は責任と言っていたが、正直意味が分からない。 それにより他の大切な人を蔑ろにする意味も分からない。 村上春樹さんの作品ではよくあることなのだろうが、オトナトークがあけすけ過ぎる。 男女の仲って決してそれだけではないのだから、もう少し控えめでもいい気がする。 また、男性観・女性観に古さを感じるが、まあそれは古い小説だからね。
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