商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 1995/08/07 |
JAN | 9784091847355 |
- コミック
- 小学館
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まあ、何しろ素晴らしいので読んでほしい、という感じでしょうか。上下巻で、見事に長すぎず短すぎずで見事に終わる感じ、ホンマに凄い。書きすぎないし書きたらないこともないし、いやまあ、お見事すぎる感じですね。 余りにも傑出した才能は、どうしたらエエねん? という事実の、悲劇面を、ボクシングを通して描こうとした漫画?という感じでございます。悲劇なんだろうなあ、とは思いうのですが、うむ。悲劇もこう、バンバンに突き詰めたら美しい。ということを知らしめる、スゲエ作品だと思いますね、うん。 いやしかし、いっちゃんヤバいのは五島やろう、と思わせておいて、実は。実は、、、トレーナーの荒木が実はいっちゃんヤバかった?という流れになる展開。恐るべし。 ボクシングに置いて、リングで実際に戦う存在のボクサーと、そのボクサーという存在を、いうならば「全て管理する」という意味でのトレーナーという存在との関係性。いやあ。凄いこう、凄い関係性だなあ、と。あしたのジョーでいうと、ジョーと段平のおっちゃん、はじめの一歩でいうと、一歩と鴨川源二会長、そういった関係性ね。凄いなあ、ボクシングというものは。ボクサーとトレーナーの関係性。うむ。凄い。 でもやっぱ、この作品の後に、松本大洋が、卓球マンガの「ピンポン」で、 「究極の場所というものに、新たな意味を見出した」 という風に、自分はね、勝手に解釈した流れ、が、好きです。ここでいったん、こういう結論を付けたうえで、ピンポンで、ああなった、っていうね。その流れが、とにかくもう、好きなんだなあ。 この「ZERO」での、五島VSトラビスの流れが、 「ピンポン」での、ペコVSドラゴンに、繋がっている、ってね、勝手に自分では、思っている次第なんですよ。勝手に。 とても哀しい話なのですが、有無を言わせない美しさを、見事に纏め上げた作品、だと思います。いやもうホンマに素晴らしい。「書き切ってるなあ、、、」という感慨をシミジミと受けますね。素晴らしい作品です。こういう作品に出会うと、生きてて良かった、って思いますね。大袈裟ですけれども、そういう作品です。自分にとっては。
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格闘漫画かと思ってたけど、強いって事は孤独って事を具現化してみましたってお話でした ボクシングしてるけど何だかボクシングじゃない 何とも言えないこの感じ
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松本大洋の作品の中では、若干、異質かな、と、この作品に関してはそう捉えている。けれども、いい作家っていうのは、必ずと言ってもいいくらいに、ボクシングを描くなぁ。ボクシングってのは、そんなにもそんなにも、なのかしらね。(12/3/20)
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