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リチャード三世 ちくま文庫シェイクスピア全集7
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リチャード三世 ちくま文庫シェイクスピア全集7

ウィリアム・シェイクスピア(著者), 松岡和子(訳者)

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リチャード三世 ちくま文庫シェイクスピア全集7

1,210

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1999/04/24
JAN 9784480033079

リチャード三世

¥1,210

商品レビュー

3.7

16件のお客様レビュー

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2025/02/16

エドワード4世即位からリチャード三世の戦死まで。 時系列的にヘンリー六世に続く作品。 リチャード三世が悪人だというイメージは、シェイクスピアが確立したのだろうか?

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2024/03/06

ジョセフィン・テイ「時の娘」を読むための予習。登場人物に似た名前が多く、姻戚関係もあって複雑なので、巻末の系図や脚注を見ながら読んだ。 たしかにリチャード三世は極悪人として描かれているが、コンプレックスを抱えてひねくれてしまった悲しさも感じた。悪人ではあっても、やっぱり悲劇の主...

ジョセフィン・テイ「時の娘」を読むための予習。登場人物に似た名前が多く、姻戚関係もあって複雑なので、巻末の系図や脚注を見ながら読んだ。 たしかにリチャード三世は極悪人として描かれているが、コンプレックスを抱えてひねくれてしまった悲しさも感じた。悪人ではあっても、やっぱり悲劇の主人公だ。 印象に残ったリチャードの台詞。 「絶望だ。誰一人、俺を愛してはいない。 誰一人、俺が死んでもあわれみはしない。 当然だ。俺自身、 自分に何のあわれみも感じない。」

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2023/07/09

ちくま文庫版シェイクスピア全集第7巻。薔薇戦争の終結に至るまでの野心と悪行を描くピカレスク(悪漢)ロマン。 初めての史劇で、序盤は込み入った家系図に四苦八苦。前作にあたるらしい『ヘンリー六世』の出来事を踏まえているのもあり、予備知識がないとつらいようにも思えた。しかし、ある程度...

ちくま文庫版シェイクスピア全集第7巻。薔薇戦争の終結に至るまでの野心と悪行を描くピカレスク(悪漢)ロマン。 初めての史劇で、序盤は込み入った家系図に四苦八苦。前作にあたるらしい『ヘンリー六世』の出来事を踏まえているのもあり、予備知識がないとつらいようにも思えた。しかし、ある程度の人間関係を把握してしまえば、意外にわかりやすいストーリーでややこしいことはない。なにしろこのリチャードくん、憎しみと奸計に満ちた悪党。いさぎよいまでの極悪非道っぷりを見せてくれるので、結末が自ずと見えてしまうのだ。膨張していく風船が最後にどうなるかは自明。本作は、その膨らんでいく過程が見どころであり、味わい深いところなのだろう。リチャードに殺された人々が亡霊になって彼を弾劾し、リッチモンドを励ます夢を当人二人が見る、というところには何か王道味を感じる。わかりやすいストーリーに薔薇戦争の終結という結末は、歴史的興味を抱かせる、初めての史劇にふさわしいタイトルだった。

Posted by ブクログ