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くそったれ!少年時代 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 1999/12/03 |
JAN | 9784309461915 |
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くそったれ!少年時代
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商品レビュー
4.2
22件のお客様レビュー
少年時代に、父親から…
少年時代に、父親から理不尽な厳しさで育てられる詩人の回想記。にきびで悩む様子も描かれていますが、おっさんになったブコウスキは年輪の刻まれたいい感じの酔っ払いのおっさんです。(「バーフライ」っていう本人を描いた映画で、バーで飲んでるおっさん=そのままでみられます。
文庫OFF
チャールズ・ブコウスキーが主人公ヘンリー・チナスキーに託した描く、自伝的長編小説。 暴力的な(といっても当時はある程度一般的だろうが)父と、それに服従する母。大恐慌時代で荒んだ下町での陰鬱なある種の諦念がただよう空気。喧嘩や揉め事の絶えない人間関係。そんな中で、腹を立てながらも、...
チャールズ・ブコウスキーが主人公ヘンリー・チナスキーに託した描く、自伝的長編小説。 暴力的な(といっても当時はある程度一般的だろうが)父と、それに服従する母。大恐慌時代で荒んだ下町での陰鬱なある種の諦念がただよう空気。喧嘩や揉め事の絶えない人間関係。そんな中で、腹を立てながらも、なんだかんだ友人が出来たり離れたりと生活をしていくチナスキーの姿は、エンタメ的物語的ではない、ある種の真に迫ったリアルがあるように思える。 劇的な救いは無い。ためになる教訓も無い。そこにはヘンリー・チナスキーという男が辿った足跡があるだけだし、それが文章として成したものを文学という。 大統領のスピーチを聞いてきてレポートを書く課題を出され、父に家の用事を強要されてるためスピーチを聞けなかったチナスキーが、でっち上げた作文を披露してその面白さを受け入れられるシーン。 あれは間違いなくブコウスキーの原体験であり、創作を貫く初期衝動なのだろう。
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著者、チャールズ・ブコウスキーの自伝的要素のある小説。主人公ヘンリー・チナスキーの、1922年の1、2歳の記憶から1945年の日本の真珠湾の報道がされている時期までの生活を描く。父親からの虐待、学校教育への不信、喧嘩、容貌の劣等感など少年時代によくある悩みに加えて、特殊な家庭事情...
著者、チャールズ・ブコウスキーの自伝的要素のある小説。主人公ヘンリー・チナスキーの、1922年の1、2歳の記憶から1945年の日本の真珠湾の報道がされている時期までの生活を描く。父親からの虐待、学校教育への不信、喧嘩、容貌の劣等感など少年時代によくある悩みに加えて、特殊な家庭事情、社会状況も描き出し、読み進めるうちに面白くなっていった。社会と自分にうんざりしている様子に共感しつつ、不思議と絶望感は感じられないんだよなぁ…ラストのボクシング・ゲームは印象的。
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