- 新品
- 書籍
- 文庫
わたしたちが孤児だったころ ハヤカワepi文庫
1,034円
獲得ポイント9P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
発売年月日 | 2006/03/31 |
JAN | 9784151200342 |
- 書籍
- 文庫
わたしたちが孤児だったころ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
わたしたちが孤児だったころ
¥1,034
在庫なし
商品レビュー
3.8
123件のお客様レビュー
この著者は文章を書く…
この著者は文章を書くのがとても巧妙。すらすらと読めるのに、味わい深く、心に刻まれる場面場面。そして、先の気になるストーリー展開。会社の行き帰りに電車で読み出したら、会社に行くのも家に帰るのもちょっと待った!と思う程、続きが気になってぎりぎりまで本を片手に持ち歩き、各所で開いては閉...
この著者は文章を書くのがとても巧妙。すらすらと読めるのに、味わい深く、心に刻まれる場面場面。そして、先の気になるストーリー展開。会社の行き帰りに電車で読み出したら、会社に行くのも家に帰るのもちょっと待った!と思う程、続きが気になってぎりぎりまで本を片手に持ち歩き、各所で開いては閉じを繰り替えした。
文庫OFF
そうか、クリストファーも、サラも、ジェニファーも孤児なんだな 解説の通り、最後の1ページのための物語。主人公の行動がだいぶおかしかったりするけど、読み終わるとそんなことは忘れてしまう。面白かった。 カズオイシグロ6冊目
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カズオ・イシグロらしい記憶を辿る旅。 過ぎ去ってしまった時への郷愁、おぼろげであり、夢のようであり、心に確実に刻まれた感覚、忘れがたいのに指の間からこぼれ落ちていく切なさ。 近未来のSFだったり、中世ヨーロッパだったり、どこが場面だったとしても、その通奏低音は変わらないのだが、今回は探偵の物語。戦前、戦中の上海租界とイギリスを舞台が舞台。 前半、なかなか進まない中にも主人公の自我の強さ、探偵小説としては楽観的な展開に(探偵小説ではないのでそれ自体は構わないのだが)、後半の展開はスリリングというより目を閉じたくなる内容で、ゆっくりとした展開のうちに自分がどれだけ主人公に感情移入していたかに気付かされた。 稀有な作家、これにて全作品を読破。次作も楽しみで仕方ない。
Posted by