商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2006/02/16 |
JAN | 9784001141351 |
- 書籍
- 児童書
牛追いの冬
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牛追いの冬
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
「小さい牛追い」の後編。 私にはこちらの方が面白かったです。 タイトル通り、冬に読むのにおすすめ。 ジェンダーや人種差別ともとらえられる場面もありますが、これがこの時代の生活であり考え方だったのだと思います。 もう一度「小さい牛追い」の方も読み返したくなりましたが、できる...
「小さい牛追い」の後編。 私にはこちらの方が面白かったです。 タイトル通り、冬に読むのにおすすめ。 ジェンダーや人種差別ともとらえられる場面もありますが、これがこの時代の生活であり考え方だったのだと思います。 もう一度「小さい牛追い」の方も読み返したくなりましたが、できるなら、ノルウェー語からの翻訳を読みたいところです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
夏が終わり、山の上にある牧場からふもとの村に降りてきたランゲリュード農場の子どもたち。 秋からは新学期が始まります。 長男のオーラは11歳。 大きな子が通う学校に進みます。 次男のエイナールと長女のインゲリドは今までと同じ学校に通いますが、先生が変わります。 とても厳しくて怖いおばあさん先生。(でもとてもいい先生であることはのちにわかります) 末っ子のマルタはまだ6歳なので学校に行く必要はありませんが、ひとりで家にいてもつまらないので、頑張ってみんなと一緒に学校に通います。 こういう、成長への強い志向が時に幼い子どもに現れます。素晴らしい。 近所に住むヤコブとアンナ兄妹のところに、貧血症の転地療養のため、都会に住む従兄弟のヘンリーがやってきます。 都会を鼻にかけたいけ好かないやつだと嫌だなーと思いましたが、ヘンリーはなかなかのやんちゃ坊主で、都会風を吹かすときもありますが、たいていは田舎の生活を謳歌して、動物たちともうまくやっているので好感度は高いです。 夏の牛追いで儲けたお金で、兄二人はそれぞれ両親や妹たちへのクリスマスプレゼントを用意します。 それに気づいた妹たちは、自分たちが両親にプレゼントを買ってあげることができないことを悲しみますが、それでも自分たちにできること〈絵をかいてプレゼントすること〉で、両親を喜ばせるのです。 末っ子のマルタが病気になります。 高熱が続き、うわごとを言い、両親は家のことすべてを後回しにして彼女の看病にかかりきりになります。 死の淵をさまよった挙句、なんとか峠を越したマルタは、それでもすっかり体力が落ちてしまって、歩くこともままなりません。 彼女は賢い子ですから、家族みんなに心配をかけたことはわかっているのです。 でも、自分の要求を通すために「あたしが肺炎をしたこと、忘れなさんな」と脅したりもするのです。 このしたたかさも、子どもらしくて笑っちゃいます。 オーラの初恋の行方など、どのエピソードも、ほのぼのとしたたかにえげつなく子どもらしくて、すっかりこの家族たちのとりこになりました。
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『小さい牛追い』の続編。というか『ノルウェーの農場』という一つのお話を二つの本に分けたんだって。どんどんこの4人兄弟姉妹が好きになりました。脇役のかわいいヤンや、都会っこのヘンリー、インゲルなど、全ての子供達がお母さんらしい愛情のこもった描かれ方をしていて、愛さずにはいられません...
『小さい牛追い』の続編。というか『ノルウェーの農場』という一つのお話を二つの本に分けたんだって。どんどんこの4人兄弟姉妹が好きになりました。脇役のかわいいヤンや、都会っこのヘンリー、インゲルなど、全ての子供達がお母さんらしい愛情のこもった描かれ方をしていて、愛さずにはいられません。インゲル、ハッピーエンドでよかった。
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