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天球儀文庫 河出文庫
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天球儀文庫 河出文庫

長野まゆみ(著者)

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天球儀文庫 河出文庫

495

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2005/11/20
JAN 9784309407685

天球儀文庫

¥495

商品レビュー

4.1

27件のお客様レビュー

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2021/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

二人の少年が登場して物語が展開しますが、本作はそれぞれの兄や親族が「意図的に」登場します。 長野さんの小説は、時間の止まった箱庭のような雰囲気がありますが、本作は時間軸を意識させられ、少年たちが成長して大人になっていくことを想像させます。

Posted by ブクログ

2021/05/02

毎晩の読み聞かせで最近のお気に入り。 秋の新学期から翌年の夏季休暇まで、アビと宵里(しょうり)、2人の少年が過ごした一年の日々を描く。 私の高校もインターナショナルだったので、9月生を迎える秋の季節を懐かしく思い出した。 宮沢賢治の銀河鉄道の夜に出てくるジョバンニとカンパネ...

毎晩の読み聞かせで最近のお気に入り。 秋の新学期から翌年の夏季休暇まで、アビと宵里(しょうり)、2人の少年が過ごした一年の日々を描く。 私の高校もインターナショナルだったので、9月生を迎える秋の季節を懐かしく思い出した。 宮沢賢治の銀河鉄道の夜に出てくるジョバンニとカンパネルラにも似た2人の少年の幻想的な世界観が美しい。 息子もちょっと大人びて天才気質の雰囲気の友人と深く付き合うことが多いので、2人の少年の日常という場面設定がしっくりくるようで、毎晩のように天球儀文庫読んで、とリクエストしてくる。 毎晩のイメージトリップが楽しくなる一冊。

Posted by ブクログ

2021/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

耳をすませばのしずくが書く小説の中の世界みたいな、不思議な世界観。品の良いお洒落な風景と少年たちの幻のような時間が、清涼な読後感を誘います。私が呼んだのは文庫版ではなく4篇それぞれが一冊の本になっているもので、中の装丁もとても美しい。レコードのノイズをソーダの音と表現してみたり、雪雲を天使の枕と言ってみたり、表現の一つ一つが上質なファンタジーで、久々に夢中になって読んでしまいました。

Posted by ブクログ

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