商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2005/09/01 |
| JAN | 9784101290362 |
- 書籍
- 文庫
葬送 第2部(下)
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葬送 第2部(下)
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商品レビュー
4.4
36件のお客様レビュー
人生の苦悩と芸術の美しさが交錯する物語が展開されます。主人公ショパンは、自身の死期を受け入れながら、愛する人々との再会を望む姿が描かれ、特に母親や友人ドラクロワとの関係が深く心に響きます。ショパンの才能は光り輝く一方で、その天才ゆえの苦悩も強調され、彼の人生は決して平坦ではありません。作品はその重厚な内容と美しい文章で読者を魅了し、多くの人物の心の動きが丁寧に描かれています。難解な部分もありますが、心地よい言葉の響きが感動を呼び起こし、再読する価値がある作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
どうしてこんなにひとの心の機微をありありと描けるのだろう…圧倒させるような知識量と相まって、読んでいると物語の中に引き摺り込まれるような感じがする。私にとって、読んできた平野作品の中でも大傑作だったと思う。
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・「皇帝も王もいなくなってしまった今では、結局社会の中に様々なかたちで散らばった何らかの権威に身を寄せるしかないのだ。」 ・「進歩という観念がすべての誤りの根源なのだ。…我々は、あらゆる進歩は必然的に更なる進歩を招来するどころか、終には進歩の否定、始原への回帰に帰結するものである...
・「皇帝も王もいなくなってしまった今では、結局社会の中に様々なかたちで散らばった何らかの権威に身を寄せるしかないのだ。」 ・「進歩という観念がすべての誤りの根源なのだ。…我々は、あらゆる進歩は必然的に更なる進歩を招来するどころか、終には進歩の否定、始原への回帰に帰結するものであると結論づけるべきではあるまいか?人類の歴史こそはその最高の証明に外ならない。…そもそも人類のこの惨めな宿命が革新されるというのならば、何よりも先ず個々の人間性そのものに於て革新の徴が現れるべきではあるまいか?」 ・「彼の音楽が一方で獲得した普遍性は、支配者達にとってみれば非常に厄介なものと感ぜられるでしょうね。彼らが必死でポーランドという国家を否定しようとしている最中に、紛れもなくその国家の存在と歴史とを肯定する音楽がヨーロッパ中に広まっていく訳ですから。」 ・「精神の成熟とはあの感受性の甘美で曖昧な繊細さを経た後にしか、固より手に入れられぬものなのであろうか?偉大な芸術家とは、きっと、まさしく知性が完全に彼を支配する年齢になって猶、若さの特性である感覚の強烈さを何ら損なうことなく保ち続けている人なのだ。」 ・「彼は、長らく密かに自分の裡に認めてきた他人に対する或る本質的な無関心のことを考えた。それはいわばエゴイズムの深淵であった。自分は嘗てただの一日でも他人の為に自分の人生の時間を費やしたことがあったであろうか?」
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だいぶ昔に、人生の中で絶対に読まねばならないと思い読んだ本。なぜなら、大学生の頃にポーランドにいき、ショパンの心臓が収められている教会にいったことや、戦場のピアニストでノクターンの響きにやられてしまったから。 ショパンの友人にドラクロアという絵描きがいて、ホットチョコレートを飲み...
だいぶ昔に、人生の中で絶対に読まねばならないと思い読んだ本。なぜなら、大学生の頃にポーランドにいき、ショパンの心臓が収められている教会にいったことや、戦場のピアニストでノクターンの響きにやられてしまったから。 ショパンの友人にドラクロアという絵描きがいて、ホットチョコレートを飲みながら芸術とは何かについて話していることが、なんとも耽美的で、ぼくはそういうのには興味ないけど、美しいと思った。 現代文ではあるが、芥川賞作家ということもあり、衒学的で、難解な長い一文を紐解くのに苦労し、ただでさえ大長編なうえに読むことも難しかったが、読み終わった感動はひとしおであった。
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