商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2004/08/15 |
JAN | 9784062748445 |
- 書籍
- 文庫
沈黙の森
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沈黙の森
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商品レビュー
3.8
21件のお客様レビュー
Miller’s Weaselは架空の動物らしい
最近の「発火点」という作品が某電子書籍の無制限読書コーナーで読めた為、 初めの作品らしいこの作品を読んでみた 絶滅種というMiller’s Weaselは架空の動物だそうで、ググってたらいっさい出て来ず、 代わりにWyoming Weasel extinctio...
最近の「発火点」という作品が某電子書籍の無制限読書コーナーで読めた為、 初めの作品らしいこの作品を読んでみた 絶滅種というMiller’s Weaselは架空の動物だそうで、ググってたらいっさい出て来ず、 代わりにWyoming Weasel extinctionでググったら、イタチでは無く、ferretが出た 1979年だかに、その絶滅種だったferretがWyomingで発見された、というのを原作者が ニュースで知って、この作品を書いたということのようだった このシリーズ中出て来る各地名もtwelve sleepでは無く、ten sleepだったりして、 虚実混ぜて構成されてるけど、それは小説で、fictionだし、面白くなるのであれば何んでも あり Wyomingの自然の様子が生き生きと描かれていて、Google mapの画像の方で見たくらい、 面白かった 個人的に山岳地帯は好きでは無く、海派だが、清流が流れる、野生動物が満載の作品は、 癒される読者も多いのでは無いだろうか ただ、某動画投稿サイトのyo@ tub@でWyomingでググったら、huntingの狩猟果のものが 多く出ていて、血が着いた、あ、死んでるね、これは、という鹿を見て、ちょっと衝撃 ニッポンはそもそも狩猟用銃だろうと、めったに持ってる人口も少ないから、 合衆国のように一般人たちが趣味で色々な銃を持つ国と違って、お目にかかれない 作品中、elk、と呼ばれるレイヨウ?はひとり1年に1頭huntingしてもオッケーという、 法律のもとに、皆んなでYellow stoneだとかに行って鹿やらを狩猟 鹿肉はジビエと言って、ヨーロッパでも広く食べられてるから、よくFrenchの店では 食べられるんで、食べてみたことがある、あっさり味で悪く無い 不健康に飼育されてる牛や豚よりも栄養価的には良いのかもしんない 鳥類やウサギもFrenchレストランでは食べられる、鴨とかウズラとか ああいう森林地帯の多い地域に住んでると、vegeとかいう偽善は鼻で笑われるんだろうなぁ 物語は、heroが猟区の管理官という設定 カウボーイ帽かぶって、馬で狩猟地域を安い給料で取り締まるジョー 飽食の国アメリカで珍しい人種といって良いジョー でも、給料安過ぎるような気がした あれでは汚職sheriffとか、現実にいてもおかしくない で、悲惨な事件が起きて… ニンゲンが高潔でいるのは難しい、食べる行為は現実だからだ 絵に描いたelkは食べらんない
beehot09
fukayanegiさんの「凍れる森」のレビューを読んで、こちらもシリーズ最初の巻から読んでみようと手に取った。 主人公のジョーはワイオミング州の猟区管理官なのだが、プロローグからかなり情けない姿が描かれ、その後もあまり颯爽としないし話のテンポがまったりだし翻訳が読み辛かったり...
fukayanegiさんの「凍れる森」のレビューを読んで、こちらもシリーズ最初の巻から読んでみようと手に取った。 主人公のジョーはワイオミング州の猟区管理官なのだが、プロローグからかなり情けない姿が描かれ、その後もあまり颯爽としないし話のテンポがまったりだし翻訳が読み辛かったりで、前半はかなり辛抱強く読んだ。 ようやく面白くなったのは、それまでの出来事がおぼろにつながり出した140頁を過ぎた辺りから。自宅の裏で死んだ男の謎を追う内に、にっちもさっちもいかない状況に追い詰められ、そこからジョーの反撃が始まる。 犯人や背景は途中でおおむね想像がつくのだが、現代の話でありながら『人間がいまだにほぼ完全に孤立して他人から手が届かなくなる場所』での話はまるで西部劇か任侠映画のノリで、意外に打たれ強かった主人公の行動が楽しめた。 父娘のつながりが深まるエピローグに和む。お嬢ちゃん、頑張ったね。
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猟区管理官ジョー・ピケットシリーズの記念すべき第一弾 ニューヨークやロサンゼルスのなどの大都会ではなく、“大いなる田舎”ワイオミングの大自然で暮らす男たちは、スーパーでパックされた肉ではなく自分の手で仕留めた森の動物を、自らさばき食べることを誇りとしている。 その陰には、その他...
猟区管理官ジョー・ピケットシリーズの記念すべき第一弾 ニューヨークやロサンゼルスのなどの大都会ではなく、“大いなる田舎”ワイオミングの大自然で暮らす男たちは、スーパーでパックされた肉ではなく自分の手で仕留めた森の動物を、自らさばき食べることを誇りとしている。 その陰には、その他に誇るものがないほどの貧しさが根付いている。 拳銃やショットガンなどが打ちまくられるなか、不器用で世渡りができないが誠実で愛する家族を守り信念を断固として貫く主人公、ほんと西部劇の世界。 作者は決して「銃規制」「自然保護」を声高に主張していない。 そればかりかハンバーガーを食べながら「動物愛護」を叫ぶ人々を皮肉っている。 「絶滅危機動物の一つのグループは、保護団体の犬の病原菌によって保護しだした途端に全滅した」(終盤での出来事 要約) だからと言って「古き良きアメリカ」的懐古主義でもない。 この物語が喝采されシリーズ化された理由は「等身大の人間がヒーローとなるとき」という、最も分かりやすく共感しやすいテーマだったから。 それにマンマと乗って喜んでしまったのだから、やっぱり好い物語なんだろう……。
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