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冬の犬 新潮クレスト・ブックス
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冬の犬 新潮クレスト・ブックス

アリステアマクラウド(訳者), 中野恵津子(訳者)

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冬の犬 新潮クレスト・ブックス

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商品詳細

内容紹介 内容:すべてのものに季節がある. 二度目の春. 冬の犬. 完璧なる調和. 鳥が太陽を運んでくるように. 幻影. 島. クリアランス
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2004/01/30
JAN 9784105900373

商品レビュー

4.4

38件のお客様レビュー

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2025/04/20

そびえ立つ山の彼方に わたしの愛する人の住処があり、 いつも心暖かきその人を、 わたしはこよなく愛していた。

Posted by ブクログ

2025/02/26

カナダ生まれの作家。著者は、スコットランド高地からの移民が多く住む、カナダの東端ケープ・ブレトン島で育ち、そこでの生活体験を元に書かれた短篇は、ときにエッセイではないかと勘違いしたくらい事細かく描写されていましたが、おそらく翻訳もさることながら、元の文章もいいのでしょうね。それで...

カナダ生まれの作家。著者は、スコットランド高地からの移民が多く住む、カナダの東端ケープ・ブレトン島で育ち、そこでの生活体験を元に書かれた短篇は、ときにエッセイではないかと勘違いしたくらい事細かく描写されていましたが、おそらく翻訳もさることながら、元の文章もいいのでしょうね。それでも『二度目の春』は、読者を置いてけぼりにするくらいの細かさで、おそらくジェイムズ・リーバンクス『羊飼いの暮らし』(これはスコットランドのノンフィクション)みたいな文章を書きたかったんだろうなとふと脳裏をよぎったりしましたが。 それにしても、繁殖だの交尾だの射精や精液がどうのとか……ほとんどの短篇が、そこまで書かなくてもいいのにと思わされ、『完璧なる調和』や『島』のようないい話しが書かれていても、誰にもおすすめできないなと思いました。ただ、先頭の『すべてのものに季節がある』は、そのような描写もなく内容もよく考えられて書かれており、おそらく今後クリスマスが近づくたびに思い出すかもしれない名作。あと、タイトル作『冬の犬』は情景が目の前に思い浮かぶような筆力で書かれた名作だと思いますが、犬好きの人にはおすすめしづらいかな。 ところで、この短篇集は著者が残した短篇16作のうち、後半に書かれた8篇で、前半の8篇は『灰色の輝ける贈り物』に収録されているようですが絶版ですね。繋がりはないようですが、機会があれば読んでみたいです。 収録短篇: すべてのものに季節がある
二度目の春
冬の犬
完璧なる調和
鳥が太陽を運んでくるように
幻影
島
クリアランス

Posted by ブクログ

2024/12/10

舞台はカナダの東端にあるケープブレトンという島で暮らす人々をえがいた短編集。 感動された、元気付けられた、というハッキリとした感情ではなく、「美しい」という言葉だけが出てくるような、なんとも言えない感情にさせられた素晴らしい作品です。 島で暮らす登場人物たちの孤独や虚しさが描か...

舞台はカナダの東端にあるケープブレトンという島で暮らす人々をえがいた短編集。 感動された、元気付けられた、というハッキリとした感情ではなく、「美しい」という言葉だけが出てくるような、なんとも言えない感情にさせられた素晴らしい作品です。 島で暮らす登場人物たちの孤独や虚しさが描かれている一方、極寒の自然や、動物たちの生き生きと動く描写が魅力的に表現され、物悲しさと自然の美しさに読んでる側が惹き込まれるように書かれています。時々自分も同じ世界観に入りたいと、思わせるような。 普段の生活ではなかなか聞く事のない世界だからこそ、何回も読んで、また時間空いて読み直して、噛み締めたい、理解したい。2回読んでもそう思わされる作品でした。

Posted by ブクログ