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号泣する準備はできていた
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号泣する準備はできていた

江國香織(著者)

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号泣する準備はできていた

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商品詳細

内容紹介 内容:前進、もしくは前進のように思われるもの. じゃこじゃこのビスケット. 熱帯夜. 煙草配りガール. 溝. こまつま. 洋一も来られればよかったのにね. 住宅地. どこでもない場所. 手. 号泣する準備はできていた. そこなう
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2003/11/20
JAN 9784103808060

号泣する準備はできていた

¥1,540

商品レビュー

3

240件のお客様レビュー

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2009/12/08

日常の物語

第130回「直木賞」受賞作。 12編の短編が収録されています。著者により切り取られ、並べられた日常の中、一瞬の心のゆらぎが煌く。ドラマティックな事件は起こらないけど、確かに心に触れるものがある物語たちです。

yama

2026/04/29

読むのに時間がかかった。 「たとえば悲しみを通過するとき、それがどんなにふいうちの悲しみであろうと、その人には、たぶん、号泣する準備ができていた。喪失するためには所有が必要で、すくなくとも確かにここにあったと疑いもなく思える心持ちが必要です。 そして、それは確かにそこにあったのだ...

読むのに時間がかかった。 「たとえば悲しみを通過するとき、それがどんなにふいうちの悲しみであろうと、その人には、たぶん、号泣する準備ができていた。喪失するためには所有が必要で、すくなくとも確かにここにあったと疑いもなく思える心持ちが必要です。 そして、それは確かにそこにあったのだと思う。 かつてあった物たちと、そのあともあり続けなければならない物たちの、短集になっているといいです。」この後書きで全てがしっくりきた。 「傍若無人で、こわいものなしだった。あるいは、何かを恐れることだけを恐れた。」 「目を持たずに生きてきたのに、いきなり目を入れられて、棚の上から世界を自分で見ることになる、埃だらけの願いごとのだるまみたいに。」 ↑良すぎ

Posted by ブクログ

2026/03/16

第130回直木賞受賞作。十二編を収めた短編集。 どの作品も文章は軽やかで読みやすいが、全体としてはどこか海外文学の翻訳作品のような印象を受けた。日常の中の感情や人間関係を静かに切り取る作風で、大きな事件が起こるわけではない。 むしろ起こっているのかもしれないが、全然分からない感じ...

第130回直木賞受賞作。十二編を収めた短編集。 どの作品も文章は軽やかで読みやすいが、全体としてはどこか海外文学の翻訳作品のような印象を受けた。日常の中の感情や人間関係を静かに切り取る作風で、大きな事件が起こるわけではない。 むしろ起こっているのかもしれないが、全然分からない感じ。 多くの作品は、はっきりとした結末を示すというよりも、余韻を残す形で静かに終わっていく。物語は翌日も続いて行くとような終わり方が魅力でもあるのだろうが、個人的にはもう少し物語としての着地が欲しいとも感じた。 一つひとつの作品は読みやすく、区別も出来る。文章も整っている。ただ、短編を通して読んでいくと、全体としてやや似た空気感が続き、読後には少し距離のある印象が残った。

Posted by ブクログ

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