商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2003/02/01 |
JAN | 9784101137049 |
- 書籍
- 文庫
橋のない川(第3部)
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橋のない川(第3部)
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
真なる健康とは、残酷な現実に堪えることではなく、打ち破ることこそが健康の証明となり得るのだと説いてくれた。 人を悪いと思う前に、仕組みが悪いのでは無いかと思える視野を与えられた。 個人の赤恥なら堪えられるが、村を侮辱される恥は飲み込めば消え入りそうなほど悔しくなる。飲めないか...
真なる健康とは、残酷な現実に堪えることではなく、打ち破ることこそが健康の証明となり得るのだと説いてくれた。 人を悪いと思う前に、仕組みが悪いのでは無いかと思える視野を与えられた。 個人の赤恥なら堪えられるが、村を侮辱される恥は飲み込めば消え入りそうなほど悔しくなる。飲めないから恥を吐いて暴れる。 事件があったので、あっという間に読めた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第三部は大正7年、大正8年の話。住井すゑ「橋のない川(三)」、昭38.3刊行、516頁。大阪の米屋で働く誠太郎に、店主安井徳三郎から娘あさ子の養子にとの話が。大正7年6月5日、21歳になった誠太郎に徴兵検査が。誠太郎は10人の内1人だけ甲種合格。同じ立派な体格の志村清一は母かねから兵隊逃れの御守(身内の33歳の女性の陰毛3本)を身につけ乙種w。孝二は学校を卒業して志村国八の家で仕事を。井野の七重とはお互いを意識。そんな中、大正8年正月、8年前手を握り合った、いわくつきのあの杉本まちえから年賀状が。
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主人公の二人が徐々に成長していく。彼らの世界も広がっていくに従って、子供の頃の純粋さから深い思考へと考え方も成長していく。それにしても時代背景と差別の状況を淡々と誇張なく、悲劇的でも残酷史でもなく描く力量には感服。
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