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ビロードうさぎ
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ビロードうさぎ

マージェリィ・ウィリアムズ・ビアンコ(著者), いしいももこ(訳者), ウィリアムニコルソン

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ビロードうさぎ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 童話館出版/
発売年月日 2002/03/15
JAN 9784887500365

ビロードうさぎ

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商品レビュー

4.2

18件のお客様レビュー

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2024/05/29

酒井駒子版にハマリ、原作に近い(と言われる)石井桃子版を探し、“こども本の森”でやっと巡り逢えた。 贅沢な読み比べができた。 当然のことながら、桃子版は文章で読ませる。 ただ、ココというところに挿絵がなかったりする。 駒子版は抄訳(しかもかなりの省略)のため、絵の世界観で読ませ...

酒井駒子版にハマリ、原作に近い(と言われる)石井桃子版を探し、“こども本の森”でやっと巡り逢えた。 贅沢な読み比べができた。 当然のことながら、桃子版は文章で読ませる。 ただ、ココというところに挿絵がなかったりする。 駒子版は抄訳(しかもかなりの省略)のため、絵の世界観で読ませてしまう。それが原作との乖離を生むかもしれない。 原作のビロードうさぎの身体的表現(後ろ足がないこと)は、今は出版の際に敬遠されるかもしれない。 しかし、革張りのお馬さんとの対話は多い方がいいなあ。 ラストが近づくにつれ、二匹のうさぎは性格が異なるように思えてくる。 駒子版はセンチメンタリズムが強く、うさぎはほんものになっても、ぼうやとの日々を“ほんもの”として懐かしんでいる(ような気がする)。 しかしながら、桃子版のうさぎは、燃やされる直前、ぼうやとの別れを悲しむというより、「結局、ボロボロになって、最後はこれってどうよ?」と思っているようで、ほんもののうさぎになった後の“やったね (^^)v” 感が半端ない。 野原でのぼうやとの再会も、なんとなくさっぱりしている。 そういえば、桃子版のうさぎの目つきは、明らか駒子版と異なる・・・。 どちらの作品が好みかは、大人であれば、その人の人生感によるのかもしれない 笑 私の好みは、残念ながら、桃子版だということに、今日、気づいた。 【2024.6.9 追記】 なぜ、駒子版より桃子版の方が、すっきり納得がいくのか、わかった(気がする)。 以下、引用 有名な心理学者が唱えた“マズローの欲求5段階説”という理論がある。その最下層に位置づけられるのが、いわゆる食欲、性欲、睡眠欲の3大欲求をまとめた「生理的欲求」。次の段階が、安全に生きたいという「安全欲求」、3段階目に、誰かと関わりたいという「社会的欲求」。4段階目に、誰かに認められたいという「承認欲求」。そして欲求ピラミッドの一番上位に位置するのが、もっと成長したいという「自己実現欲求」。多くの欲求を満たしても、さらに理想を追求し続ける人間(※うさぎ)が、本当の望みを叶えられるということ。 うさぎは、この物語の中で、3→4→5のステップを踏んだのだと思う。

Posted by ブクログ

2022/12/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ぼうやが可愛がっていたビロードうさぎは、クリスマスのプレゼント。他にもおもちゃの機関車やチョコレートなど色々なプレゼントがあったけれど、ぼうやのイチオシはやっぱりビロードのうさぎ。 あんまり可愛がりすぎて、ふわふわのビロードが擦り切れてみすぼらしい姿に変わってしまっても、ぼうやにとっては他の何よりも大切な存在だった。 他の人に薄汚れたうさぎと思われようと、ぼうやだけには美しいうさぎに見える…そんな"子供部屋の魔法"は誰しも幼い頃に経験があるのでは? これがないと眠れない、これじゃないと落ち着かない。周囲の大人が呆れるくらいの可愛がりよう。 けれどそんな魔法も長くは続かない。 ビロードうさぎの方も、持ち主であるぼうやが、単なる遊び相手ではなく心から可愛がってくれたため"ほんとうの"うさぎになれた。 けれど悲しいかな、そんな魔法も永遠には続かない。やがて別れの時がくる。 子供の成長はもちろん嬉しいことだけれど、寂しい気持ちもある。幼い頃は無邪気で可愛かった…。 そんな矛盾した親心を見透かされた気がした。 クリスマス絵本に選んだ一冊だったけれど、ちょっぴり切ない余韻が残った。

Posted by ブクログ

2021/09/01

絵本の形ですが読み物です。 小さい子に読んであげるのもいいと思いますが、中学年ぐらいの子が自分で読んで、大事にしていたおもちゃやぬいぐるみ(きっと誰でも1つぐらいはそういうものがあるでしょうから)を思い出してほしいと思います。 余談ですが、子どものときに読んだ本に、「猩紅熱」...

絵本の形ですが読み物です。 小さい子に読んであげるのもいいと思いますが、中学年ぐらいの子が自分で読んで、大事にしていたおもちゃやぬいぐるみ(きっと誰でも1つぐらいはそういうものがあるでしょうから)を思い出してほしいと思います。 余談ですが、子どものときに読んだ本に、「猩紅熱」という言葉がよく出てきた記憶があり調べると、今の溶連菌のようですね。

Posted by ブクログ

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