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遠い山なみの光 ハヤカワepi文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2001/09/15 |
| JAN | 9784151200106 |
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遠い山なみの光
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遠い山なみの光
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商品レビュー
3.6
253件のお客様レビュー
戦前と戦後のはざま 古いモラルと新しいモラルがひしめき合う 長崎という土地はもちろん原爆被災地ではあるが、東アジアの窓口でもあり、さらに鎖国時代には西洋文化の漂う町でもあった。 舞台はイギリス、夫に先立たれた悦子のもとへ訪ねてきた娘、悦子は娘との会話の中から前の夫と暮らした長...
戦前と戦後のはざま 古いモラルと新しいモラルがひしめき合う 長崎という土地はもちろん原爆被災地ではあるが、東アジアの窓口でもあり、さらに鎖国時代には西洋文化の漂う町でもあった。 舞台はイギリス、夫に先立たれた悦子のもとへ訪ねてきた娘、悦子は娘との会話の中から前の夫と暮らした長崎での生活を思い出していく。 噛み合わない会話が、普通の生活に潜む孤独や不安を露わにする。ただ、不思議なことにそんな会話の中でもお互いの感情だけは伝わっていることが読み取れる。 「そう、なにもとくべつなことはなかったの。ただの幸せな思い出、それだけだわ」 とてもしみじみとした緊張感のある、読書でした。
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戦後の長崎を舞台に、奔放に生きる佐知子とその娘、万里子の姿を、彼女たちを間近で見つめ助力してきた悦子が回想する形で物語が進む。劇的に変わる価値観の中で、それぞれがかつての考え方を揺さぶられ、それが人間関係に影響を及ぼしていく。回想時点の現代、悦子はイギリス人と再婚してイギリスに住...
戦後の長崎を舞台に、奔放に生きる佐知子とその娘、万里子の姿を、彼女たちを間近で見つめ助力してきた悦子が回想する形で物語が進む。劇的に変わる価値観の中で、それぞれがかつての考え方を揺さぶられ、それが人間関係に影響を及ぼしていく。回想時点の現代、悦子はイギリス人と再婚してイギリスに住み、かつての佐知子の選択と距離を縮めているのが面白い。 原題はA Pale View of Hills. 悦子と佐知子、万里子が稲佐山に遊んだ1日の記憶が、この物語の中では唯一明るい場面かもしれず、稲佐山からの復興の眺めと、現在から過去を振り返る眺めがうっすらと読み手の中で交差していく。変わる価値観の中で少しずつ姿を変えながら生き抜く人々の姿がじんわりと染みる。 原文は英語だから、登場人物たちの当時の会話がとても自然でしっくりくるのは、訳者の功績。もともと日本語で書かれたものを読んでいると錯覚するほどだ。
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主人公の一人称小説で、嘘をついていたり、過去と現在が混ざっている可能性もあるから、難しい作品だった。最後の解説を読んで、少し理解できた気がする。直接言葉では言わないけれど深い後悔などが伝わってきた。作品の薄暗い雰囲気の中に、ニキという微かな希望があるのが救いなのかなと感じた。ま...
主人公の一人称小説で、嘘をついていたり、過去と現在が混ざっている可能性もあるから、難しい作品だった。最後の解説を読んで、少し理解できた気がする。直接言葉では言わないけれど深い後悔などが伝わってきた。作品の薄暗い雰囲気の中に、ニキという微かな希望があるのが救いなのかなと感じた。まだ理解しきれていないから、再読したい。
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