1,800円以上の注文で送料無料

デッドアイ・ディック ハヤカワ文庫SF
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

デッドアイ・ディック ハヤカワ文庫SF

カート・ヴォネガット(著者), 浅倉久志(訳者)

追加する に追加する

デッドアイ・ディック ハヤカワ文庫SF

836

獲得ポイント7P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1998/01/31
JAN 9784150112196

デッドアイ・ディック

¥836

商品レビュー

3.7

16件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/07/20

内容はテンコ盛りだが、あまり記憶に残っていないのは、ヴォネガットに独特の奇想天外な展開がないせいではないか。 サマセット・モームがたしか「要約するとの」の中でプロット(物語の筋立て)の重要性を説いていて、フローベールの「感情教育」はすぐれた作品だけれども、それがないのでひどく読...

内容はテンコ盛りだが、あまり記憶に残っていないのは、ヴォネガットに独特の奇想天外な展開がないせいではないか。 サマセット・モームがたしか「要約するとの」の中でプロット(物語の筋立て)の重要性を説いていて、フローベールの「感情教育」はすぐれた作品だけれども、それがないのでひどく読みにくいと言っていた。スティーブン・キングも「スタンド」の前書きで、「ヘンゼルとグレーテル」を例に挙げてその重要性を語っていた。 この作品では、米国の現状を告発する個々のエピソードが積み重ねられていて、それはそれでウィットに富んでいて面白く読めるものの、これまでの目のくらむような展開がなくなった分、読後の印象がモヤつつまれた漠然としたものになってしまったのではないか。 料理のレシピにも興味が湧かないし……。

Posted by ブクログ

2019/04/20

行動も思考もほんの少し周りとずれているだけなのに糾弾する空気はどの社会においても大差ないだろう。そこに宗教が介入しても解決するとは限らない。虚構か現実かは問うなかれ。その人の感情に触れてみる。私もそれを疎かにしていることを猛省する。救う救われる。それはボランティアという奉仕活動で...

行動も思考もほんの少し周りとずれているだけなのに糾弾する空気はどの社会においても大差ないだろう。そこに宗教が介入しても解決するとは限らない。虚構か現実かは問うなかれ。その人の感情に触れてみる。私もそれを疎かにしていることを猛省する。救う救われる。それはボランティアという奉仕活動ではなく日常における言動から見直さなければならない。

Posted by ブクログ

2018/11/04

SF? 初めてのヴォネガット作品。 『時空のゆりかご』のエラン・マスタイさんが好きということで、細かく章を区切る構成が似ている。 内容は、中性子爆弾で滅びゆく街の様子を描いたSF…だが、全然SFらしくない。主人公一家の人生を描いたヒューマンドラマという印象が強い。 ユーモアある文...

SF? 初めてのヴォネガット作品。 『時空のゆりかご』のエラン・マスタイさんが好きということで、細かく章を区切る構成が似ている。 内容は、中性子爆弾で滅びゆく街の様子を描いたSF…だが、全然SFらしくない。主人公一家の人生を描いたヒューマンドラマという印象が強い。 ユーモアある文章で、クスッと笑える場面が多く、退屈せずに読めた。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品