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尾崎翠 文春新書
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尾崎翠 文春新書

群ようこ(著者)

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尾崎翠 文春新書

748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 1998/12/16
JAN 9784166600168

尾崎翠

¥748

商品レビュー

3.4

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

近年注目されるように…

近年注目されるようになった作家・尾崎翠について。エッセイ感覚の本です。

文庫OFF

2010/05/28

尾崎翠の生涯や作品を…

尾崎翠の生涯や作品を読んだ感想、本文の引用など。研究書ではなく、エッセイといった感じです。

文庫OFF

2018/11/05

1998年刊。微妙な読後感。巻末で「この本を読んで、尾崎翠という作家に興味を持ち、そして彼女の本を読んで下さったならば、これ以上の喜びはありません。」と記しているように、入門書若しくは尾崎翠を知らない人に向けたものとして企図された本なのだろう。それにしても尾崎翠という人について語...

1998年刊。微妙な読後感。巻末で「この本を読んで、尾崎翠という作家に興味を持ち、そして彼女の本を読んで下さったならば、これ以上の喜びはありません。」と記しているように、入門書若しくは尾崎翠を知らない人に向けたものとして企図された本なのだろう。それにしても尾崎翠という人について語ろうとすると、どうしても困難が付きまとうのかも知れない。遺された作品は決して多くはないし、人物についての記録や証言が僅かにしかないのだから。本書は作品について粗筋を追い本文を引用した上で、「~だろう」「~ではないか」「~かも知れない」「~はずだ」と作者の心情を作中に投影されたものとして類推する。語られる尾崎翠の生涯は大筋、本書刊行時までの定説に沿ったものである。姪にあたる方から話を聞いたとあり、恐らくはそれに基づいているのであろう戦後の暮らしに関する記述を貴重に思った。また、笑顔の写真が掲載されていて何より印象深かった。伝記や作家論、作品論といった体ではないが、「私は『第七官界彷徨』を読んで、日本の小説はこの一作でいいとすら思ったこともある。」と記す著者の、尾崎翠に対する敬愛と熱情の所産と解する。 読んだ印象が妙に『定本尾崎翠全集』の稲垣真実の「解説」と似ているのは何故だろう。

Posted by ブクログ

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