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ヴェネツィアの宿 文春文庫
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ヴェネツィアの宿 文春文庫

須賀敦子(著者)

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ヴェネツィアの宿 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1998/08/10
JAN 9784167577025

ヴェネツィアの宿

¥770

商品レビュー

4.2

62件のお客様レビュー

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2025/09/27
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目次 ・ヴェネツィアの宿 ・夏の終わり ・寄宿学校 ・カラが咲く庭 ・夜半のうた声 ・大聖堂まで ・レーニ街の家 ・白い方丈 ・カティアが歩いた道 ・旅のむこう ・アスフォデロの野をわたって ・オリエント・エクスプレス 須賀敦子は14歳の時「たしかに自分はふたりいる」「見ている自分と、それを思い出す自分と」と思ったのだそうだ。 若いころ彼女の文章を読んだとき、社会のしがらみから離れて自分の来し方を考えるような年になったら、こんな文章を書けるようになりたい、と思った。 しかし今、そんな年齢になってみれば、私にはそんな才能もなければ、振り返ってみれば転換点だったと思えるような経験もなかったのである。 そうか、14歳の時にはすでに見ていた景色が違ったのか。 その国に住んで暮らしていても、どこか旅人のようにしばられない心。 決して順調とばかりは言えなかったはずの日本での家庭の状況や、海外での苦労もあるはずなのに、振り回されることなく自分のペースで悩んだり行動したりする自由さに憧れた。 私が振り回されてばかりだったからかもしれないけれど。 そして全編を通して感じられる静謐。 ああ、そういう大人になりたかったのに。 それとは別に、結婚して初めて日本に帰国したとき、父親が新婚旅行として九州旅行をプレゼントしてくれたこと。 別府から阿蘇を抜け、熊本経由でフェリーに乗って長崎。 このルート、いいなあ。 行ってみたいなあ、私も。

Posted by ブクログ

2025/08/03

須賀敦子さんの本としては2冊目。 1冊目の時はイタリアの地名に慣れなかったが、今回、 冒頭の章、「ヴェネツィアの宿」を読んだ時点で既に引き込まれた。 ヴェネツィアの波音、静かな夜、霧立ち込める雰囲気、そして何より夏の雰囲気、まるで自分がそこにいて外を歩く人たちの感想や足音を聞いて...

須賀敦子さんの本としては2冊目。 1冊目の時はイタリアの地名に慣れなかったが、今回、 冒頭の章、「ヴェネツィアの宿」を読んだ時点で既に引き込まれた。 ヴェネツィアの波音、静かな夜、霧立ち込める雰囲気、そして何より夏の雰囲気、まるで自分がそこにいて外を歩く人たちの感想や足音を聞いているかのような感覚になった。 また、2日かけてフランス人の中30キロ歩いて大聖堂の中に入れないなど報われない話もおそらく人生の数年を「消費」してしまったであろう報われない環境も隔てなく書いていてよかった。あとがきでは、「うかうかと人生を費やしてしまう」ことを許さない人であったとあるが、模索して選んだ環境の先に時間を費やしてしまったことも描かれているように感じたし、それを変えようとしていたことも書かれていた。 その後の章からも、上記に被るが、須賀敦子が感じていたしていた2つの国の間でたゆたう孤独さ、変化や人目を恐れず環境を変えていくたくましさと模索感、しかしそれが実らない時の時間の流れ、など、自身に重ね合わせられるような描写もありつつ、 多くの人との一期一会的な別れ(最初に出会って別れた後も繋がっていようがいまいが問わない感じ)、夫や父との死別が少しずつ挟まり、須賀敦子の為人を感じることができた。 勇気をもらえるようでありながら(こちらが勝手にもらっただけだが)ただありのままの1人の生き方を見られたと思う。 「黒塗りのハイヤーに平気で乗るセンスと戦ってきた」という返答に色々とが籠っていた。

Posted by ブクログ

2025/06/22

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD03AHY0T00C25A4000000/

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