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イスラーム治下のヨーロッパ 衝突と共存の歴史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 藤原書店 |
発売年月日 | 1997/04/30 |
JAN | 9784894340664 |
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イスラーム治下のヨーロッパ
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イスラーム治下のヨーロッパ
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
以前「太陽と月の大地」という本を読んで,アル=アンダルスに歴史に興味を持ったが,なかなか良い本がなかった。ベストとは言えないが,わかりやすく記述されており,気になるトピックもカバーされていた。主にレコンキスタ前の話で,モサラベの話はあったが、モリスコの話も読んでみたい。ハードカバ...
以前「太陽と月の大地」という本を読んで,アル=アンダルスに歴史に興味を持ったが,なかなか良い本がなかった。ベストとは言えないが,わかりやすく記述されており,気になるトピックもカバーされていた。主にレコンキスタ前の話で,モサラベの話はあったが、モリスコの話も読んでみたい。ハードカバーじゃなく,文庫サイズ4巻くらいでナスル朝やレコンキスタ後のモリスコ、ユダヤ人の話も書いてほしい。
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8世紀ジブラルタルに上陸したイスラーム軍のイスパニア諸地方の征服と統治方法、キリスト教・ユダヤ教信者に対するイスラームの絶対優位を前提とした比較的寛容な支配と共存関係、非改宗者の抵抗・改宗者の改宗理由(信念・異教徒への課税を免れる・自由民にとどまる・キリスト教徒同士の内輪もめを避...
8世紀ジブラルタルに上陸したイスラーム軍のイスパニア諸地方の征服と統治方法、キリスト教・ユダヤ教信者に対するイスラームの絶対優位を前提とした比較的寛容な支配と共存関係、非改宗者の抵抗・改宗者の改宗理由(信念・異教徒への課税を免れる・自由民にとどまる・キリスト教徒同士の内輪もめを避ける)、コルドバを筆頭にしたイスラーム支配都市の変化(宗教都市・諸文化融合主義)など。訳者の解説でアル・アンダルスにおけるイスラームの影響については諸説が対立(伝統主義者と反対者)しているということを知る。バレンシアのベルベル人化説など面白そうだと思った。メモ「モサラベのエリートは当時二つのグループに分裂していた。ひとつは、権力に‘参加’し、権力に奉仕することで、そこから利益を得ると共に、キリスト教徒共同体に貢献したいとするグループ。もうひとつは、純粋な神秘主義に感化されて、日ごろから権力に抵抗することを夢想し、最後には殉教者となるような抵抗を熱心に勧めるグループである。大方の人々は前者のグループを選択した。妥当であると判断したからである。直感的に、協力者たちのなかに、もっと危険なイスラーム側のキリスト教徒攻撃にたいする防御壁を見て取っていた。そうした役人たちは、ジンミーの地位が遵守されるための保険の役割を果たしていたのである」
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