商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 理論社 |
発売年月日 | 1995/07/06 |
JAN | 9784652006139 |
- 書籍
- 児童書
森のなかの海賊船
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森のなかの海賊船
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商品レビュー
4.3
36件のお客様レビュー
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大好きな本を再読。 こそあどの森の物語3冊目。主人公スキッパーは冒頭旅の2人組と出会い、2人は海賊の宝を探して居るのではないか?と疑う。1人が口にしたフラフラの宝、の言葉にヒントを得て、海賊の事を調べることに。実はその海賊には様々な噂があって…、という具合に物語は続く。 こそあどの森の物語全体に言えることだが、岡田淳先生の書く世界観がとても好き! 言葉のチョイスや間のとり方がそのキャラクターらしかったり、合間に出てくる挿絵が愛くるしくて愛着をもてたり。 海賊の物語単体を見るととても悲劇的なのに、一人一人の登場人物に共感できる内容だった。噂と真実はかくも違うものか…と先生の手腕に脱帽である。 途中、トマトさんが海賊船に乗り込むことを拒否するシーンがある。最初読んだ頃は「なんて勝手な人なんだ!」と思ったものだが、今もし自分が同じ立場だったらやはり躊躇するだろう。それは自分の中で勇気がなくなったからなのか、それとも客観視出来るようになったからなのかは分からないが、より物語に没入できるようになったのでよしとしよう。 最後に海賊フラフラに関する言葉で印象的なものをひとつ。 「フラフラって、きのどくなひとだったんだ」 「でも、しあわせなときも、ええ、あったんですよ、ね」 人の人生を最期だけ切り取って決めつけるのは容易いが、一瞬一瞬全てが不幸だった訳では無いと改めて考えさせてくれる言葉だった。
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最初さから最後までワクワクとドキドキが止まらない作品です。 こそあどシリーズの中ではなんだかもの悲しいさがのこりました。
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- ネタバレ
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「この本に子どものころに出会いたかった!」とも思うけど、 今、30代になって、 子どもが生まれたからこそ児童書にも手をとって、 そしてこのシリーズに出会えた事に感謝。 続きが気になって気になってどんどん読んじゃったけど、 もう一度読み返そうと思います。 まだまだ、こそあどの森の中にいたい。 親子で寝る前にこそあどシリーズを読んでいる。 こそあどの森に住む人みんなが、自分たちの家族のよう。それぞれの性格を知っているから、一つ一つのセリフが「その人らしいな」と感じられて面白い。
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