商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1989/12/15 |
JAN | 9784163114507 |
- 書籍
- 書籍
あるクリスマス
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
あるクリスマス
¥1,760
在庫あり
商品レビュー
4
26件のお客様レビュー
▼「クリスマスの思い出」に感心したので、これも読んでみました。「クリスマスの思い出」と同じように、田舎で両親と離れて暮らす少年がいて、至極素朴で善良で貧しく暮らしてきた親戚の老婆と仲良く過ごしている。本作は、その少年が、ニューオーリーンズ(つまり大都会)で裕福に暮らす父親のもとで...
▼「クリスマスの思い出」に感心したので、これも読んでみました。「クリスマスの思い出」と同じように、田舎で両親と離れて暮らす少年がいて、至極素朴で善良で貧しく暮らしてきた親戚の老婆と仲良く過ごしている。本作は、その少年が、ニューオーリーンズ(つまり大都会)で裕福に暮らす父親のもとでクリスマスを過ごすけれど、もうとにかく早く田舎に帰りたくてしょうがない。まあそういう話です。 ▼少年の目線で描かれるけれど、大人の読者には父親の気持ちもよく分かる。痛い。素敵な短編。1982年作品らしいのですが、恐らく当時は雑誌に掲載されたんですかね。クリスマス時期に。 ▼総じて、「クリスマスの思い出」が個人的には好きすぎて、本作も素晴らしかったけれど及びはしないなあ、と。一冊読むなら、他人様に薦めるなら、やはり「クリスマスの思い出」。 ▼挿絵が豊富で、それが大変に素敵。
Posted by
華やかで奔放なようでいてその実父親も母親も何かしらの傷を負っているのだろうなと。子供が何より大切なのは事実なんだろうけど…そしてこの環境は主人公を後に深く傷付けたんだろうなと節々から感じた。
Posted by
63冊目『あるクリスマス』(トルーマン・カポーティ 著、村上春樹 訳、山本容子 銅版画、1989年12月、文藝春秋) 1982年に発表された、カポーティ最後の作品である自伝的小説。1956年に発表した『クリスマスの思い出』同様、カポーティの分身であるバディーが少年時代に経験したク...
63冊目『あるクリスマス』(トルーマン・カポーティ 著、村上春樹 訳、山本容子 銅版画、1989年12月、文藝春秋) 1982年に発表された、カポーティ最後の作品である自伝的小説。1956年に発表した『クリスマスの思い出』同様、カポーティの分身であるバディーが少年時代に経験したクリスマスでの出来事を語る。 〈とうさんげんきですか、ぼくはげんきです、ぼくはいっしょうけんめいペダルこぐれんしゅうしてるので、そのうちにそらをとべるとおもう、だからよくそらをみていてね、あいしています、バディー〉
Posted by