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アンダーカレント KCDX
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2005/11/22 |
| JAN | 9784063720921 |
- コミック
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アンダーカレント
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商品レビュー
4.2
82件のお客様レビュー
この作品、他者へのイメージの投影と知ること、思考の放棄っていうのも題材にしていると思いました。そして作者はそれに警鐘を鳴らしているのかな、と。 また、どうしても人は人が一面的ではなく多面的なものということを忘れがちですが、そういうのも物語に組み込んでいると思いました。 まず、...
この作品、他者へのイメージの投影と知ること、思考の放棄っていうのも題材にしていると思いました。そして作者はそれに警鐘を鳴らしているのかな、と。 また、どうしても人は人が一面的ではなく多面的なものということを忘れがちですが、そういうのも物語に組み込んでいると思いました。 まず、主人公のかなえは小さい頃から知ってるはずのサブ爺のことも長く生活を共にした夫のことも新しい従業員である堀のことも調査を依頼した山崎のことも知らないし、深く知ろうとしない。人と会った時には必ず、かなえないしは周りの人が「〜みたい」な人、「〜な」人と言った見た目から来るイメージを投影しています。そして人々はイメージの投影で満足し、他者を知ること、思考を放棄します。 また、かなえ自身も小さい頃に〜な子というイメージを投影されていることから、周りからの評価に沿うような振る舞いをしています。(さなえに対する罪滅ぼし的な同一化ともとれる) これらを物語上に散りばめながら、他者理解とイメージの投影の危険性を訴えているんじゃないかと。 物語の最後にはかなえが他者を自らのイメージで固定することから脱却する第一歩を踏み出します。
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※このレビューにはネタバレを含みます
日常生活を淡々と描いている、そこにある激しく噴き出すものが徐々に鎮まっていく。その時間が苦しく切ない。 表紙が美しい。こうして横たわっていられるのは、すでにあらわれた出来事を超えて、激しさなどない世界に住み始めているのだろう。 生活をこなしていくには、時間の起伏を渡っていかないといけない。 夫が突然いなくなっても、急にあらわれて消える男も、一時の流れにしかならない。 何もしないわけではない。夫はなぜどこに消えたのだろう、と思いながら生きている。 謎が解けてみれば、わがままであっても自分勝手であっても、人はただ一日一日を積み重ねて生きていかなくてはならない。 言葉や行為が人を傷つけたり、救ったりしながらでも。 そうして生きることが、庶民の暮らしだと語っている。 心を傷つけあったり、気持ちの騒ぎを抑えて、憎んだり許しあう、はた目から見ればさほどでもない、ありきたりの出来事が、胸に残るようなしっかりとした、静かな筆致で進んでいく、繊細な物語にひかれた。 題名もいい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
きっとまた読み返したくなる作品 最後、サブじいが堀さんに言ってたことが全てだと思う 人のことを、その心まで完全に理解することはできない。でも、自分のことは分かってもらえないだろう、言ってもなんにもならないだろうと決めつけて、黙って離れるだけで解決することはない。少しでも分かってもらうために、お互いに分かりあうために言葉を交わす。それで分かり合えるとは限らないし、どういう結果になるかも分からないけど、苦しみを内に秘めても身を腐らせるだけ… 悟は本当にかなえが好きだったんだろうな 堀さんが戻ったのが、別れを告げるためではなく、言葉を交わして分かり合おうとするためであって欲しいと思う
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