これを読まずに死ねるか!という秀でた名作ライトノベルをピックアップ。
次々と生み出される新しいライトノベル。それらの物語は、いままで先人が積み上げてきた歴史なくして生まれませんでした。いま一度過去の名作に目を向け、古くて新しい歴史的ライトノベルを手にとってみてください。
SF作品やファンタジー作品の表紙にイラストをあしらった小説が登場しました。1986年以降、角川スニーカー文庫や富士見ファンタジア文庫の刊行がはじまり、この頃からファンタジー小説の人気が高まりタイトル数も増えていきました。
ライトノベルの黎明期。名作から迷作まで数多くのラノベが登場しました。この頃からラノベを読んでいたファンは懐かしさとともに、この頃を知らないラノベファンは新たな再発見とともに、古き良き新しいライトノベルを手にとってみてください。
ライトノベルが一定の地位を築きはじめ、人気アニメやゲームのノベライズ作品が多かったのも特徴です。ライトノベルによるメディア展開が盛んにおこなわれました。この頃のタイトルをながめていると、あのアニメの小説あったのか、と意外な発見があるかも。
良質なライトノベルが多数生み出され、テレビアニメの原作としても注目されはじめた2000年代前半。漫画家にかわってイラストレーターが挿絵を描く本が増えてきたのも転換点のひとつです。この頃から「絵師」という言葉が使われはじめ、2002年くらいにはファンに浸透していたようです。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』に代表される『○○の××が△△』のようなタイトルが目立った2000年代末期。『とある魔術の禁書目録』の影響もあってか、新人賞の応募作品は学園都市を舞台にしたものが増えたそうです。
日常系などとともにギャグラノベやあるあるラノベが発展した年でした。『俺ガイル』『デート・ア・ライブ』『僕の妹は漢字が読める』がギャグ・あるあるの代表格です。くだらないけど笑えるラノベがブームとなりました。『僕は友達が少ない』のTVアニメがはじまり、のちに実写映画化にまでいたる一大ムーブメントを築きます。
2003年に『涼宮ハルヒ』からはじまったラノベブームは、2012年の『ソードアート・オンライン』で頂点をきわめます。Webを中心に新聞や雑誌など各メディアへの露出が多くなり、ラノベファン以外へのラノベ認知も高くなってきました。2014年くらいに放送のアニメ化作品はこのあたりのラノベが原作になっています。
2013年に放送されたラノベ原作のTVアニメは29本。なかでも『俺ガイル』『はたらく魔王さま!』の人気はとどまることを知りませんでした。『ビブリア古書堂の事件手帖』がTVドラマ化し、読書人に広く影響を与えたのも印象深いです。また、数多くのネット小説とボカロ小説が生み出された年でした。
異世界を舞台にしたネット小説が加速をつづけるなかで、バトルファンタジーや戦記ものも堅実に人気を集めてきています。実在の場所を舞台にしたご当地ラノベも増えつつあり、その地域に思いを馳せながらたのしめるのが特徴です。
ラノベ担当:ミヤザワ
ライトノベルに歴史あり。ということで、最近、過去の名作を読もうといろいろ集めています。「無責任艦長タイラー」「リュカオーン」「七人の武器屋」「私だけが、ここにいる。」「大嫌いな、あの空に。」「ヤマトタケル 光のカオン」が特にいま読みたいラノベです。
※Twitterやはてなブックマークでお寄せいただいた50作品を追加掲載しました。ありがとうございます!
[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10] [11][12][13][14][15][16][17][18][19][20] [21][22][23][24][25][26][27][28][29][30] [31][32][33][34][35][36][37][38]
新たにお寄せいただいた5作品を追加しました。ありがとうございます! [39][40]
Twitterでお寄せいただいた『魔獣学園』を追加しました。ありがとうございます![41]