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さようならアルルカン コバルト文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 1979/12/01 |
JAN | 9784086103206 |
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さようならアルルカン
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さようならアルルカン
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
実家の片付けをしていたら氷室冴子作品をゴッソリ発掘。 四半世紀ぶりに再読してみました。 初版は昭和54(1979)年!40年も前とは。。 最初期の四短編を収録。表題作は作者が大学3年時に書いた「小説ジュニア(雑誌コバルトの前身)」の公募作品。 表題作は自意識過剰で、周囲に持て...
実家の片付けをしていたら氷室冴子作品をゴッソリ発掘。 四半世紀ぶりに再読してみました。 初版は昭和54(1979)年!40年も前とは。。 最初期の四短編を収録。表題作は作者が大学3年時に書いた「小説ジュニア(雑誌コバルトの前身)」の公募作品。 表題作は自意識過剰で、周囲に持て余されがちな文化系少女たちの葛藤と矜持を描く。 二篇目「アリスに接吻を」は14歳という、大人でも子どもでもない年代の少女心理を、珍しい二人称で描いた作品。語り手は大人になった本人かな? 三篇目「妹」は、母を亡くし、歌人の父、美しい姉と暮らす少女の物語。古式ゆかしい少女小説の佇まい。妹属性へのこだわりは氷室作品の重要なファクターですね。 ラスト「誘惑は赤いバラ」は、中高一貫校に通う少女が主人公。異性よりも親友との時間が大切、それでも異性は気になって、、みたいなテンポの良い語り口で展開される物語。 内省的な前三作と比べると、元気なストーリーで、後々の「白書」シリーズや「雑居時代」に繋がっていく感じ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校生の時に読みました。 表題作と「妹」は厳しく、せつないストーリーでした。 特に「妹」はきつくて、涙なしには読めなかった記憶があります。願っても願っても愛を与えられず、すれ違う……。 このあたりの描写は、同作者の「シンデレラ迷宮」や「ヤマトタケル」と共通するものを感じます。特に救いのなさに関しては、「ヤマトタケル」の方が共通項が多いかな? 「妹」は印象強い話でしたし、何度も読み返したので、本を手放した今もストーリーはしっかりと覚えています。表題作よりも、私はこちらが好きでした。
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表題作の、ぐさぐさくるやりとりがたまりません。 正反対のようで、お互いを分かっている、というとこがツボ。これ一本で長編書いてくれても…、似たような作品はあるのでしょうか。
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