目にしたことはあるけれど実は読んだことがない、そんな作品はありませんか?
あの頃読んだあなたも、今読むと一味違う新しい発見があるかもしれません。
あの頃読んだあなたも、今読むと一味違う新しい発見があるかもしれません。
その日の前に
重松清 /文春文庫
アフターダーク
村上春樹 /講談社文庫
新版 指輪物語
J・R・R・トールキン /評論社文庫
映画「ロード・オブ・ザ・リング」の長編原作として有名なファンタジーの金字塔。北欧神話や言語学に基づいて細やかに作り上げられた世界設定は歴史書のように緻密で、まさに大人の為のハイファンタジー!「ホビットの冒険」に続く物語として作られたことでも有名です。
1Q84
村上春樹 /新潮文庫
限りなく透明に近いブルー
村上龍 /講談社文庫
しゃばけシリーズ
畠中恵 /新潮文庫
若だんなと妖怪のほのぼの大江戸推理帳。外出もままならないほど病弱な大問屋の跡取り息子の一太郎が事件に遭遇、解決に乗り出して……。彼の周りにはあれこれと世話を焼き甘やかす妖怪たちがたくさん!その理由は彼の出生の秘密に隠されています。妖怪たちが表情豊かでかわいらしく、ほのぼのとした雰囲気で読みやすい時代シリーズ物です。
噂
荻原浩 /新潮文庫
空中ブランコ 他(精神科医伊良部シリーズ)
奥田英朗 /文春文庫
シリーズ2作目。厄介な症状に悩まされて病院に訪れた患者たちを待っていたのは、なんとも強烈な医者だった!注射フェチで太っていてマザコンの精神科医・伊良部一郎に、露出癖があり無愛想な専属看護師マユミ。好奇心のまま治療?する伊良部の傍若無人さに患者は振り回されるのだが、最終的には上手くいってしまうため、もしかして名医、なのかもしれません……?
光の帝国
恩田陸 /集英社文庫
きらきらひかる
江國香織 /新潮文庫
アルコール中毒で精神不安定な笑子とゲイの睦月は、互いの秘密を了承して結婚します。笑子と睦月、睦月の恋人の紺は奇妙な三角関係のバランスを保とうとしていくのですが……。さすがは江國ワールド、ちょっと変わった3人の関係を切なく優しい「普通の」恋愛小説として描いています。
号泣する準備はできていた
江國香織 /新潮文庫
謎解きはディナーのあとで
東川篤哉 /小学館文庫
シリーズ発行部数380万部突破!ドラマ・映画化もされたお嬢様と執事の名コンビ。超お嬢様であることを隠している新人刑事麗子と、現場に訪れることなくすらすらと謎を解いてしまう毒舌執事。2人のコミカルなやりとりが話題になりました。さらりと読める大人気ミステリー。
ススキノ探偵シリーズ
東直己 /ハヤカワ文庫
札幌の街を走り回り、ボコボコに殴られ……ちょっとかっこ悪いのがかっこいい「俺」の魅力にはまってしまうハードボイルド小説。シリーズ内で歳を重ねていくので人生模様が垣間見えるのも面白いところ。ちなみに2作目と5作目が映画の原作として使われています。
果てしなき渇き
深町秋生 /宝島社文庫
地下鉄(メトロ)に乗って
浅田次郎 /講談社文庫
高校卒業後家を出た真次は父親とは全く違う職業に就いていた。ある日地下鉄から降り、階段を登ると、そこには昭和39年の町並みが広がっていて、死んでしまったはずの兄を目撃することになる。愛人のみち子と共に過去と現実を行き来する中で、父親の若き日の生き方を追ううちに、憎んでいたはずの父親に対しての思いが変化していく……。
ぼくは勉強ができない
山田詠美 /新潮文庫
勉強よりも大切なことって?17歳の秀美には年上の彼女がいて、理解ある家族、少し適当な母と恋多き祖父がいるけれど、学校での居心地が悪い……。正しいって何だろう?ナチュラルって何だ?誰もが持ったであろう高校時代のもやもやした気持ちに懐かしさを覚えてしまう青春小説です。
鹿男あをによし
万城目学 /幻冬舎文庫
奈良公園で渋い声の鹿に話しかけられ、古来から伝わる儀式の使いとして任命された「おれ」が、古都奈良を舞台に、日本を救うべく奮闘するファンタジー。歴史や伝説に基づいているので不思議なリアリティがあります。ドラマでは鹿の声を山寺宏一さんが演じていましたね。
西の魔女が死んだ
梨木香歩 /新潮文庫
学校に行けなくなった少女まいが、「西の魔女」と呼ばれる祖母の元で魔女の手ほどきをうける、初夏へと移るひと月あまりの物語。何でも自分で決めることが修行のかなめ—。丁寧に暮らす中で、生きる力をつけていくまいの心の成長と、祖母との静かで温かい心の交流が描かれています。