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ビバリウム Adoと私
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2026/02/26 |
| JAN | 9784048976602 |
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ビバリウム Adoと私
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商品レビュー
4.1
43件のお客様レビュー
Adoの幼少期から直近のワールドツアーまでの半生を描いたノンフィクション小説。なぜこの若さで半生記なのだろうと思ったが、幼少期から思春期にかけての挫折、(本人の真面目な性格が理由だと思うが)そこからくる徹底的な自己否定、自己嫌悪の段階を経て、アーティストに成るという憧れの夢をかな...
Adoの幼少期から直近のワールドツアーまでの半生を描いたノンフィクション小説。なぜこの若さで半生記なのだろうと思ったが、幼少期から思春期にかけての挫折、(本人の真面目な性格が理由だと思うが)そこからくる徹底的な自己否定、自己嫌悪の段階を経て、アーティストに成るという憧れの夢をかなえ、順風満帆と思える充実した活動を行っている現在、過去の「自分」とこれからの「Adoと自分」の在り方をどうしても見つめ直してみたかったのだと思う。 2026年8月現在23歳の若い女性が10代の頃の失意の日々について語るというのは、記憶というにはほんの最近の生々しい現実のことであり、とりわけ両親との関係について書くということの、生傷に触れるような痛みや辛さは想像にあまりあるが、それでもここで区切りをつけようとしたのは、Adoという人が「これこれこうだったから、こうでなければいけない」という「筋を通す」人だったからのように思う。夢を現実にかなえ成功までおさめながら、いまだにライブのMCなどで「自信がない」「自分を好きになれない」とネガティブな発言が多いのだが、自分の周囲のあらゆる悪いことを自分が原因であるかのように自分を責め続けて生きてしまうと、自分の今後の人生の目標にわざわざ「自愛」を掲げてまで取り組まないといけないのだという、その困難さを思い知る。彼女が両親(特に父親)との確執や、周囲からの疎外はありながらも、酷いネグレクトやいじめにはどうやら合わずに済んだこと、何よりボカロという居場所を見つけられたこと、そしてまさに盟友としてAdoを生み出した事務所社長千木良卓也氏との出会いという幸運に恵まれたことは心から良かったと思う。これらに恵まれず自分ではどうすることもできないまま人生を潰されていく若い人たちも数多くいることを考えると胸が苦しくなる。 とまれ、何一つうまくできない、自信がないとはいえ、自分や状況を冷静に批判的に見る目を持ち、自信はなくても認めてもらいたい欲求は人並み以上に強く、分不相応なくらいの野望をいだき、歌うことや創造することが好きで好きなことのためなら必要な努力をやり貫き、筋を通すことを信条とした一人の若い女の子が、その彼女という人間に惹かれ彼女に協力した人々とともに、彼女を生き延びたという、これは「自助」の物語の一つなのだと思った。
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彼女のことを何も知らず、「モナ・リザの横顔」ツアーに参戦して聞いたMCの内容が、なるほど、この本を読んで腑に落ちた。 だから絶望も希望も語れるし、歌えるんだな。 またあの歌声に圧倒されたい。
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Ado自身の半生をもとに、クローゼットから世界へ向かっていくまでの軌跡と、“自分とは何者なのか”を問い続ける少女の姿を描いた自伝的ノンフィクション小説です。 成功者のサクセスストーリーというより、“ずっと自分に自信を持てなかった人間の告白”に近い作品だと感じました。 Adoと聞く...
Ado自身の半生をもとに、クローゼットから世界へ向かっていくまでの軌跡と、“自分とは何者なのか”を問い続ける少女の姿を描いた自伝的ノンフィクション小説です。 成功者のサクセスストーリーというより、“ずっと自分に自信を持てなかった人間の告白”に近い作品だと感じました。 Adoと聞くと圧倒的な歌唱力や華やかな活躍を思い浮かべますが、その裏には孤独や劣等感、自分自身との終わらない葛藤があり、その部分がかなり率直に描かれています。 特に、“歌うことが救いであり呪いでもある”ような感覚で、認められたいのに目立つのは怖い、自分を表現したいのに自分が嫌いという矛盾がずっと続いていて、読んでいると成功の物語というより、不器用な成長物語として心に残ります。 自分の居場所が見つからずにもがいた経験のある人なら、どこか共感してしまうものがあり、“才能の凄さ”よりも、“それでも前に出ようとした勇気”の方が強く残る一冊でした。
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