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ナショナリズムとは何か 帰属、愛国、排外主義の正体 中公新書2880
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2025/11/20 |
| JAN | 9784121028808 |
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ナショナリズムとは何か
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
ロシアとウクライナの戦争について、「ウクライナ(の一部)が本来ロシアであるかどうは、『そうである』か『そうではない』の二択しかなく、妥協の中間というものがない。ナショナリズムに基づく信念は、こういった価値の不可分性を国家間関係に持ち込んでしまい事前交渉による解決の余地を狭めてし...
ロシアとウクライナの戦争について、「ウクライナ(の一部)が本来ロシアであるかどうは、『そうである』か『そうではない』の二択しかなく、妥協の中間というものがない。ナショナリズムに基づく信念は、こういった価値の不可分性を国家間関係に持ち込んでしまい事前交渉による解決の余地を狭めてしまう可能性がある。それが戦争という手段を選択させてしまう」(209p)と述べる。そして、ナショナリズムを「帰属意識(ナショナル・アイデンティティ)、国民としての誇り(ナショナル・プライド)や愛国心、優越感情(ショービニズム)や排外意識の三つ」で構成されるとして、それぞれが国民意識の中に生じる事由を分析する第3章から第5章が、本書の中心である。 最近よく話題になる「排外主義」も、ナショナリズムの要素として位置づけられ、「排除の線引きがあって初めて自分たちが何者かを自己定義することができる。その排除の側面が前面に出てくるのが排外主義の一面だ」(134p)とする。そして、「ナショナリズムが文化を共有する集団をくくって線引きすることは、異文化が劣後しており、それゆえ線を引いて異なる対応をとることは当然のことだ、という発想とも隣りあってそういった優越感の裏返しとしての異文化への蔑視は、ときに帝国主義や白人至上主義やエスノセントリズム(自民族中心主義)といった概念とも結びつきやすい。そして、人種差別やレイシズムにも結びつく」との指摘は、ナショナリズムのやっかいさを浮き彫りにする。 この是非は、本書の述べるところではないが、ナショナリズムの一環として、「排外主義」的主張をする場合は、よくよく留意すべき論点ではないかと思う。
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実証研究の見地からみるってナショナリズム面白い 「実証的にこうだと分かっています」と言われるとOKという感じにもなるが 「余談だが、1990年代後半から内線の発生件数と死者数は総じて減少傾向にあり、……実証的な学問の知見の蓄積は人の命を救う。」p.192←かっこいい
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私の生活と地続きにあるナショナリズムの功罪、因果関係を実証的に分析し、冷静にとらえる材料を提供してくれるものであった。分かっていることは活かし、一人でも多くの人が救われるべきであろう。
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