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なぜ人は締め切りを守れないのか
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 堀之内出版 |
| 発売年月日 | 2025/11/07 |
| JAN | 9784911288207 |
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なぜ人は締め切りを守れないのか
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商品レビュー
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57件のお客様レビュー
卑近な「締め切り」という話題だったからか、『物語化批判の哲学』よりも理解しながら読み進めることができたと思う。 まさに現在直面している仕事の状況が「生きている時間」を侵食し「いい時間」を損なっている感覚だったので、本書の論点に共感しっぱなしだった。歯を食いしばりながら労働の時間...
卑近な「締め切り」という話題だったからか、『物語化批判の哲学』よりも理解しながら読み進めることができたと思う。 まさに現在直面している仕事の状況が「生きている時間」を侵食し「いい時間」を損なっている感覚だったので、本書の論点に共感しっぱなしだった。歯を食いしばりながら労働の時間に我が身を供している我が身が虚しい。 締め切りのない人生は絵空事である、どのように締め切りと共生していくかの指針を本書は授けてくれる。しかし、一個人だけでは締め切りに絡み取られてる社会構造の変革は難しい、という諦めも頭をよぎる。新しい価値基準に賛同する市民や政治を育てる意識が大切なのだろう。著者の主張に賛同することで、人々にとって本当に豊かな暮らしを目指す社会像を表明していきたい。
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時間というものは哲学にとって切っても切り離せない。難波さんはその時間というものに対して、色々な哲学者や芸術家の考えを元に自身の考えも含めて考察を練っている。個人的には今の時間が過去未来につながっている。そして時間も流れ方が違うというのがすごくためになる。とにかくいい時間を過ごすた...
時間というものは哲学にとって切っても切り離せない。難波さんはその時間というものに対して、色々な哲学者や芸術家の考えを元に自身の考えも含めて考察を練っている。個人的には今の時間が過去未来につながっている。そして時間も流れ方が違うというのがすごくためになる。とにかくいい時間を過ごすために、その時間が自分にとって何が幸せにさせるのかを今一度考える。良いタイミングであった。
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タイトルにある「なぜ人は締め切りを守れないのか」という問いに対し、本書が出した答えは「個人の能力不足」といった自己責任論ではなく、近代社会が作り上げた「時計の時間・プロジェクトの時間」と、人間が本来営んでいる感情やケアに満ちた「生きている時間」との間に生じる、構造的なズレをあげて...
タイトルにある「なぜ人は締め切りを守れないのか」という問いに対し、本書が出した答えは「個人の能力不足」といった自己責任論ではなく、近代社会が作り上げた「時計の時間・プロジェクトの時間」と、人間が本来営んでいる感情やケアに満ちた「生きている時間」との間に生じる、構造的なズレをあげている。 やはり「時間管理」や「進捗」という規範を内面化させられているなと思わされる。効率や生産性を追い求めて、プロジェクトそのものが目的化し、自分たちの生活や時間を侵食していく。締め切りに遅れることに強い罪悪感を抱く背景には、このような近代的なシステムの存在が大きそう。 一方で、本書が提示する「時間正義」や「時間のケイパビリティ」という考え方がそれらへの対抗策として提示されている。単に「何時間の自由時間があるか」という数値上の長さではなく、その時間をどれだけ自主的にコントロールできているか、そこに満足感やウェルビーイングがあるかが問われる。このあたりは、最近色々な本で書かれる「自分が選び取った時間」の考え方に近いかなと思う。 終盤の「ケア時間」の重要性について、家事や育児、介護、誰かの話に耳を傾ける時間、あるいは自分自身をいたわる時間は、経済的でないと軽視されがちであるが、これこそが人間の暮らしと生命を支える確固たる土台であると述べている。生産性至上主義のなかで削られがちなこの「ケアの時間」を正当に評価し、守ることこそが、本当の意味での「いい時間」をつくる鍵なのだということのようである。 自己啓発やビジネス本のようなタイトルではあるものの、様々な形の時間論として読むことができて面白かった。数百年前の人たちとの時間感覚の違いとかの話はけっこう好き。
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