中年に飽きた夜は コミックエッセイ

益田ミリ(著者)

• 販売会社／発売会社: ミシマ社
• 発売年月日: 2025/10/17
• JAN: 9784911226254

商品レビュー

2025/12/04

夕方届いてその日のうちに読み終え、いっぱい笑っていい気分で眠りにつけた。
さすが、益田ミリさん。
漫才としても秀逸。実演見てみたい。
とりわけよかったフレーズは
「誰かを応援する気持ちって、人間にしかない感情」

かってにミリさんに応援されてると思ってま～す。

2025/12/04

クスりと笑って、しみじみして、またクスリと笑って、たまにドッキリ！　

「中年に飽きた」という気もちは、私にはないけれど、読んでいて楽しかった。

以下、心に残ったフレーズ。

うちら老人になったらどこで遊ぶんやろ？　カルディ？

英語なあ　使う機会もないのに定期的に始めたくなるの　謎に包まれとるな

ほしいものがいっぱいあったはずなのに　いつの間にか　マグカップ一個でさえ　ポーチひとつでさえ　見るのでじゅうぶん　か

ポーチてもういらんよな　一生分あるな

2025/12/02

フォローさせて頂いている皆さんのレビューを読んでうずうずしてどうしても読みたくなり購入。

内容の面白さはさることながら、間に挟まっているフリーペーパー仕様の「ミシマ社通信」とファミレスのレシートのようになっているしおりが最高すぎて、これだけでも買って良かったと思う。レシートの内容は「角ハイボール」と「フライドポテト」。長時間滞在、歓迎！って書いてあり、ポイント付与率も良い。この小技レシートがツボだった。

私はこの本ドンピシャの年代。ただ、まだ子育て中なので(現在絶賛反抗期が1人)、中年に飽きるほど自分のことを顧みる時間がないから中年に飽きているかどうか正直よくわからない。ただ確かに中年時期は長いよなぁ。こうしてぼやきながら楽しい時間を過ごせているこの本の女性たちは最高に幸せなのかもしれない。ちょうど世代の人が読むと共感の嵐で、ちょっと上の人だとあの頃は若かったと懐かしく感じるのかも。若い人はまだ見ぬ世界なのでそれほど面白さを感じないのかもしれない。とにかく「うんうん、わかるわかる」という共感を楽しむ本だから。

ミリさんらしい淡々とした漫画なんだけど、きちんと物語に動きがあって、楽しい読後感だった。年取ってから新しい知人(作中では『シン・知人』と呼ばれていた)が出来るのってなかなか難しいから、楽しそうでとても良かった。