旦那様、ビジネスライクに行きましょう！(3) 下町令嬢の華麗なる身代わりウェディング メディアワークス文庫

時枝小鳩(著者)

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2025/07/25
• JAN: 9784049165654

商品レビュー

2025/08/30

面白かった、どんどん話が大きくなる。
そして、当初よりもちゃんと少女漫画/小説の王道
そう、平民と思ってたら、実はお姫様だったという、アレよ。
鉄板やねぇ、そして溺愛もの。
本作は、なんならそこに王子様が結構お姫様感も出てきて
リャンメンスパダリ
まあ、ありがちではあるがいろんな要素がブッ込まれているが妙にバランスがいい。
装丁は恥ずかしいが、まあ、そこは我慢して、
単純明快、勧善懲悪、スッキリするやつかと思います。

2025/08/18

　宗教の怖さをコメディ化した巻。うん、私は好きだ。

　王主催の夜会に出席した後で、隣国に両親の手がかりを求めて夫婦で出かける予定だったアナ。後から来るはずだったユージーンが行方不明に。精霊の助けを借り、ユージーンの祖父母に会い、これ以上はネタバレになるのでやめよう。

　しかし、この精霊教会、ル・グインの『こわれた腕輪』(ゲド戦記２巻)の様に、力のある者を監禁、洗脳して、自分達の都合の良いように使う。
　安倍晋三が利用してたんだかされてたんだかの某教会とか、空中浮遊する教祖が人殺しまで命令していた某真理教とか、くるくる教とか、よく考えればおかしい宗教を、昨今の日本人(だけじゃないかも)は受け入れ、信じ、全財産を差し出すという。「困った時の神頼み」とは言うが…(絶句)

　みんな、この手の本を読んで、おかしいことに気づけるようになるといい。「信教の自由」は、憲法で保障された権利ではあるが、自分の行動が周囲に及ぼす影響を考えられる内に、なぜそれを信じたのか、なぜ家族は反対するのか、気づけるように。
　まぁ、本を読む人たちは、あまり引っかからないのかもしれないが。(でも、某真理教は高学歴の人多かったし、直木賞作家でプラモ作ってて火事起こして亡くなった方も新興宗教にハマってたっていうし。怖いね。)
　世の中その手の宗教ばかりではないのだろうけど、ラノベにも出てくるくらい、怖い社会になったってことで。

　軽いラノベなのに、真面目な感想になってしまった。次巻、国家の存亡かな。楽しみ。

2025/06/23

アナスタシアの両親の行方が明らかに？　ウェディングラブコメディ第３巻。
公爵家との因縁も解決し、穏やかな日常を送っていたアナスタシアとユージーン。心残りとなっていたアナスタシアの両親の行方を本格的に探るべく動き出した二人だが、否応なしに『かつて滅びた精霊の国』に纏わる継承問題に巻き込まれてしまい――。