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戦争みたいな味がする
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2025/07/25 |
| JAN | 9784087890211 |

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商品レビュー
4
16件のお客様レビュー
食を通じて母娘のアイデンティティや戦争の影響を描く本作は、作者の母が経験した苦難とその記憶を通じて、現代社会の複雑な問題を浮き彫りにします。特に、母が持つ独特な料理の味わいは、故郷への愛着や人々とのつながりを象徴しています。著者は、母の統合失調症や戦争の影響を受けた人生を深く掘り下げ、感情豊かに表現しています。読み進めるうちに、物語に引き込まれ、家族の絆や戦争がもたらす影響について考えさせられることでしょう。特に、母と娘の関係が強く絡むため、親子関係に悩む読者には共感を呼ぶ部分も多いと感じられます。全体として、戦争の記憶と食文化を通じた人間の営みが、心に響く作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
読了まで時間を要したのは、内容の重さと、時系列が前後することに中々慣れなかったことからでしょう。 戦争トラウマを抱えた者は、何年も何十年も体験を語れず(辛い記憶は奥底にしまうものですし…)統合失調症を発症するリスクが高いと言われます。筆者はティーンエイジャーの頃に母の様子でそれ...
読了まで時間を要したのは、内容の重さと、時系列が前後することに中々慣れなかったことからでしょう。 戦争トラウマを抱えた者は、何年も何十年も体験を語れず(辛い記憶は奥底にしまうものですし…)統合失調症を発症するリスクが高いと言われます。筆者はティーンエイジャーの頃に母の様子でそれを疑い、父母の絶え間ない諍いに耐えきれず、警察を呼び母を逮捕させてしまったことを悔やみます。母に更なるトラウマを与えてしまったのでは、と… しかし、家族の幸せだった日々は母のふるまった数々の手料理の記憶と密接に繋がっています。豊かなアメリカでの暮らしを夢見たものの、苛烈な人種差別、理解のない夫、幻聴と壊れていく心。将来の夢を聞かれて『料理人』と答えた幼い娘に、怒りを込めて否定する『あなたはなれるの、医者、弁護士、あるいは教授に!』 戦争に砕かれた自身のアイデンティティを娘に投影する母。 期待通り、筆者グレイスは聡明な女学生に成長し、名門大学への進学を決め、家を出ることでヤングケアラーにならなかったことは救いに思いました。 彼女の学びは、母の人生を社会と歴史の中に見い出し、社会の不条理、理不尽を問いかけます。戦争の犠牲になった多くの従軍慰安婦、もとい女性たちの尊厳を取り戻す一助になったのではないでしょうか。 作中出てくる料理の数々には心躍りました。実家の裏庭に埋められた大きな陶器の壺、その中にあったキムチで生き延びることができたこと。韓国料理のセンテチゲ、母の記憶を呼び覚ましたこれらの料理は誰が作ってくれたのだろう?と思い、深く涙しました。
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朝鮮戦争時、米軍向けの娼婦として働いた母親は、やがて米軍兵士の父親と結婚して、米国に渡り、著者を育てるが、やがて統合失調症を発症しひきこもる。一方、著者は自身の経験をもとに Korean Diaspora をはじめとする歴史的トラウマについて研究し、ブラウン大学で学士、ハーバード...
朝鮮戦争時、米軍向けの娼婦として働いた母親は、やがて米軍兵士の父親と結婚して、米国に渡り、著者を育てるが、やがて統合失調症を発症しひきこもる。一方、著者は自身の経験をもとに Korean Diaspora をはじめとする歴史的トラウマについて研究し、ブラウン大学で学士、ハーバードで修士、ニューヨーク市立大学で博士号と教授職を得る。自身の経験と母親の思い出を綴るノンフィクション。 必ずしも十分でない史実調査と、フィクション、オート・エスノグラフィー(自らの経験に基づく民族誌)を組み合わせた記述は、(この著者が意図してのことかどうか判然としないが)、恵まれた幸運をあたかも当然の権利であるかのように軽んじ、不幸はすべて他責的に論じる姿勢とあいまって、「信頼できない語り手」としての多相的な構造を著述に与えていて、フィクションとしてはよくできている。
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コリア系アメリカ人社会学者による、 朝鮮戦争を生き抜いた母親の生きざまのドキュメンタリー。 すさまじい。 恨 だ。 なぜ韓国の小説には恨が底流にあるのか。 著者のお母さんは朝鮮戦争時代、 セックスワーカーをやっていた、らしい。 大東亜戦争中に日本が残した慰安所を、 米軍がそのま...
コリア系アメリカ人社会学者による、 朝鮮戦争を生き抜いた母親の生きざまのドキュメンタリー。 すさまじい。 恨 だ。 なぜ韓国の小説には恨が底流にあるのか。 著者のお母さんは朝鮮戦争時代、 セックスワーカーをやっていた、らしい。 大東亜戦争中に日本が残した慰安所を、 米軍がそのまま利用し、 朝鮮の女性を雇用して、 米軍人の相手をさせた。 お母さんはおそらくその相手だった米軍人と結婚、 米軍人によってそこから脱し著者を産みアメリカに渡り、 しばらくは普通の生活をしていた。 食への貪欲さをもって。 その記載が非常に印象的。キムチ、ブルーベリー、、 しかしセックスワーカー時代のトラウマのせいか、 いつしか精神に異常をきたす。 統合失調症。 ないものが見えるようになり、 著者の生活を脅かす、、、 これを、時代を前後させながら描くドキュメンタリーだった。 戦争はろくなもんじゃない。やはり。 血気盛んな軍人が現地に乗り込めば必ず女を求める。 そしてハーフが生まれる。 その子供たちが幸せになる確率は低いだろう。 その意味でこの著者はよくぞ乗り越えたものだ。 戦争を知らない子供たちである我々は、 戦争のかっこよさ?ではなく、悲惨さを学ばねばならない。 防衛費をGDPの3.5%にする? そうしたところで米中にはかないっこないのだ。 富が国民から吸い上げられるだけ。 重武装中立、というのならまだわかる。 重武装アメリカ属国、には何の意味もない。 戦争はいかんよ。 そしてつくづくアメリカはひどい国だ。 昔も今も。 元はヨーロッパから逃げ出した人たちが作った国。 良くも悪くも独特。 凄いものも作るし、ひどいこともする。 著者の母親もその犠牲者ということか。 日本の読者への序文/凡例 プロローグ 第一章 戦争みたいな味がする 第二章 アメリカン・ドリーム 第三章 フレンドリー・シティ 第四章 オンマ 第五章 キムチ・ブルース 第六章 マダム・マッシュルーム 第七章 統合失調症起源 第八章 ブラウン 第九章 一月七日 第一〇章 クラスト・ガール 第一一章 いちどだけでは、愛ではない 第一二章 オーキー 第一三章 クイーンズ 第一四章 亡霊たちをカウントする 第一五章 チーズバーガーの季節 原注/初出一覧/謝辞/訳者あとがき
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