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金沢浅野川雨情
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2025/07/24 |
| JAN | 9784334107161 |

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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【収録作品】 第一景 うさぎの水引細工 第二景 治部煮のあんばい 第三景 梅雨の上生菓子 第四景 後家の算段 第五景 ばちと扇子 第六景 親子万流 第七景 ブンヤの業 第八景 浅野川雨情 芸妓・なつ江が殺され、刑事の小豆沢玲子らが捜査に当たる。 小豆沢は、関係者と話をしながら、それぞれの抱える問題に寄り添い、新たな視点を示していく。 被害者と犯人の間にも彼女のような第三者に入ってもらえたら、こんな悲劇は起きなかったかもしれない。 初めは演歌のようなタイトルに若干引いてしまったが、心配いらなかった。 さまざまな家族の形が示される。互いを思いながら、相手の気持ちを疑い、勝手に失望する。察する文化は、間違ったときの修正が難しい。そこを橋渡しする小豆沢の落ち着きがよい。それでも自分の問題は解決できないのだから岡目八目ということか。 シリーズ化ありそう。
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金沢のひがし茶屋街で人気の芸妓・なつ江が殺された。 殺人事件なので犯人を突き止めるミステリーではあるが、それを越えるほどの人間ドラマにのめり込んでしまう。 元新聞記者で今は警察官である小豆沢玲子の動きに目を見張るものがある。 新米刑事であるが、落ち着いている物腰と相手を追い詰...
金沢のひがし茶屋街で人気の芸妓・なつ江が殺された。 殺人事件なので犯人を突き止めるミステリーではあるが、それを越えるほどの人間ドラマにのめり込んでしまう。 元新聞記者で今は警察官である小豆沢玲子の動きに目を見張るものがある。 新米刑事であるが、落ち着いている物腰と相手を追い詰める感じでは無いのに彼女には嘘をつけない…と思わせる何かがある。 事件に関係があると思われる相手との距離の詰め方が上手いのだろう。 金沢のそれぞれのお店に聞き込みするのだが、その店の内情も一話一話がドラマを観ているようで飽きさせない。 水引細工店の過去を背負った女性従業員やなつ江と仲が良かった老舗料理亭の料理人、贔屓にしていた和菓子店の店主、友人だった老人福祉施設の経営者など、誰もが抱えている後継者問題や家族の悩みに寄り添いつつ、徐々に事件の核心に近づいていく。 浅野川雨情の歌詞を秘められた思いが、親子三代のことだと明らかになる。 何故、なつ江が殺されなければならなかったのか… これは小豆沢でなければわからなかった奥の深い事件だったと感じた。
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一見ミステリには見えないが、年末の年間ベスト関係でも評判が良かったので。 読み始めてすぐに面白くなってきたので、著者の経歴を見たら「看守の流儀」の方じゃないか。あれも面白かったもんなぁと納得。 少し長めなのが難点だが、連作短編のような形式で登場人物がガラッと変わるため、飽きる...
一見ミステリには見えないが、年末の年間ベスト関係でも評判が良かったので。 読み始めてすぐに面白くなってきたので、著者の経歴を見たら「看守の流儀」の方じゃないか。あれも面白かったもんなぁと納得。 少し長めなのが難点だが、連作短編のような形式で登場人物がガラッと変わるため、飽きることはない。 各章ごとの物事の反転のさせ方は、まさに看守〜を思い出させる。 ラストに大きくものの見え方の角度を変えてくれる。事件だけが解決しても、本当の終わりではない。後半に新聞記者の加瀬を主要人物として加えることで、メインの小豆沢の刑事としての仕事が終わっても、最後まで知ろうとすることの意味が出てきて、うまいなぁと。
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