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頭がわるくて悪くて悪い
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/07/16 |
| JAN | 9784065401484 |

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商品レビュー
4
10件のお客様レビュー
良い部分は設定の良さ。さりげなく読者に「人間と同じ体の作りをしている宇宙人って、本当に宇宙人なの?」とすぐに思わせてくれる。そしてそれを早々に見せてくれたというのが本作で一番評価できる。中々面白い部分にまで辿り着かない作品が多い中でこれは偉い。 ただ内容的にはパッケージと中身が...
良い部分は設定の良さ。さりげなく読者に「人間と同じ体の作りをしている宇宙人って、本当に宇宙人なの?」とすぐに思わせてくれる。そしてそれを早々に見せてくれたというのが本作で一番評価できる。中々面白い部分にまで辿り着かない作品が多い中でこれは偉い。 ただ内容的にはパッケージと中身が違うような印象を受ける。宇宙人を殺す話ではない。半グレのたたきの話だ。 もしこの設定をエンタメ的にストレートに解釈をするなら「自分たちが手にかけている相手はもしかしたら、宇宙人じゃなくて人間なんじゃ…。いやそんなことはない」という感情を主人公が行ったり来たりするのが王道だ。そしてそういう切り口でドラマが始まっているので、読んでるうちに「ああただの半グレの話か…」というあまり良くない方向に読者の予想を裏切って、ガッカリする。 ただおそらくこの作者もそんな宇宙人を殺すとかガンツみたいな話をやりたかったわけではなくて、だから宇宙人関連の話も催眠術というある種お話作りのタブーであっさり片付けてしまったのだろう。 あくまで好意的に作者の意図を読み解くなら、 「宇宙人なんてくだらない嘘を嘘だとわかっていながらも、そこから抜け出すことのできない人間がいる」ということを伝えたかったのではないか。かなり社会派な作品だ。 ただもしこれを伝えたいのであれば、この情報は最後に持ってきてはいけない。くだらない嘘に付き合わされる人間を作品全体で一貫したテーマとして描くべきであって、あっちこっちつまみ食いみたいに色々な人間の視点を入れたり、あんな下手くそな手品のネタバラシみたいな方法で明かすのは最悪だ。悪いが読者もバカじゃないので、なんとなくわかってるし、あんなもんで喜ばない。 催眠術のことも主人公が嘘だとわかっていることも、少なくとも一幕で全て明かす必要がある。作者の持つ手札を全て明かした状態でようやくお話がスタートするのだ。嘘を嘘だとわかっていながらも、それに付き合わされる人間の苦悩を葛藤を対立をそして変化をようやく見せられるのだ。強いていうならこの話は、一巻丸々使ってようやくスタートラインに立ったような状態だ。 この「完全に作者の持つ手札がゼロになった状態」というのはメチャクチャ怖い。作者自身お話がどうなっていくのか全く予想がつかない。しかしそれぐらい作り手が追い詰められないことには、読者の予想を上回ることなんてできない。ワンアイディアで一本のお話を書くことなんてできない。 どうもこの作者はドラマ(人間ドラマ)の作り方を知らないような印象を受ける。だから色々な人間の視点を入れて尺を稼いでいるし、「バカ」という描くのが超難しい人間を、真正面から描くことを避けた。これで群像劇ですとか言われたらブチ切れてしまうかもしれない。群像劇は表現方法であってお前の言い訳の手段じゃねえぞ。 意図を持ってこういう作風にしたわけではなく「こういうふうになっちゃった」という印象を強く受ける。 だから最初に戻るが本作の社会派的なテーマもある種のプライドを持って書いたわけではなく、偶発的に後発でぽっと出てきたのではないだろうか。もちろんそれでも良い。高尚なテーマなんて最初から持っている方が少ない。でもだったら作品を冷静に見つめ直して、大きく変える勇気は作家として必要不可欠だ。 ヤケクソな文体もあまり良い印象は抱かない。読みづらいし無駄が多いし作者の自己満足の域を出ない。こういう「地の文」で楽しませるスタイルは「メチャクチャ才能のある一部の作家が黄金期に偶然生み出せるレベルの超希少種」であってまるで自分のスタイルのように振る舞うのは、違う。 でもなあ…こういうのが好きな審査員が賞レースには一人ぐらいいるんだよな…。万人には受けないとか、読む人を選ぶとか言えば聞こえは良いが、小説なんてサブカルチャーにおいてそんなこと言ってたらより先細りしていくだけじゃないだろうか…。
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あまりに面白すぎる。めちゃくちゃ尖ってるのに読みやすい。世にも奇妙な話、バイオレンスバージョン的な感じだった。笑ってしまうところとシリアスとのバランスも良いし、現代的な文体の作品は個人的に楽しめず終わる場合が多いがこれはあり得ないくらい良いし面白い。ウシジマくんが好きな人は好きだ...
あまりに面白すぎる。めちゃくちゃ尖ってるのに読みやすい。世にも奇妙な話、バイオレンスバージョン的な感じだった。笑ってしまうところとシリアスとのバランスも良いし、現代的な文体の作品は個人的に楽しめず終わる場合が多いがこれはあり得ないくらい良いし面白い。ウシジマくんが好きな人は好きだと思う。
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5ページくらい読んでこれ結末がどんだけ拍子抜けでも話つまんなくても後悔しないなと思ったくらい文体が好き
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