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頭がわるくて悪くて悪い
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/07/16 |
| JAN | 9784065401484 |

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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
両角という悪、悪に利用される山井と馬連の頭の悪さに驚きつつ、催眠と洗脳の違いと恐ろしさに唖然。宇宙人と言われたらしんじるのね。
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饒舌体とでも言いたくなるようなとてつもない語り口。けっこう読み手を選ぶ気もするけど、明らかに尖った作風で、なんとなく著者のキャラクターも若者代表とか文化人とかタレント的な何かとかなんかそんなようなものが透けて見えてくるような印象もした。正直、作品の中で扱われている人物の思考回路が...
饒舌体とでも言いたくなるようなとてつもない語り口。けっこう読み手を選ぶ気もするけど、明らかに尖った作風で、なんとなく著者のキャラクターも若者代表とか文化人とかタレント的な何かとかなんかそんなようなものが透けて見えてくるような印象もした。正直、作品の中で扱われている人物の思考回路が、ここまで言葉に満ち溢れているのかは疑問もあるというか、著者のインテリジェンスと登場人物のバイオレンスにはかなり乖離もある気がしたので、かなり嘘っぽいといえば嘘っぽい。でもある種の嘘が本作のテーマであって、SF的な題材を文学的に着地させている感覚にもなったので、すべて計算づくであるのかもしれないし、あんまりよくわからないという感じもした。映像にすればかなりハードボイルドなものになりそうだし、テーマとしては若者を取り巻く闇バイトなどを扱ってもいて、かなり映像を喚起されるところが言語の面白いところだなと感じた。そういう、言葉というものの強さというか、言葉でねじ伏せようとしてくるみたいな感じの作品だと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】「宇宙人を殺すのはなんの犯罪にもあたらねえんだよ」人間社会に溶け込み、悪事を働いている宇宙人を駆除すれば一晩で15万円。簡単なお仕事だといわれ、人生に行き詰った三浦馬連と山井考直は宇宙人の隠れ家をタタきに向かう。脱法ドラッグ、裏切りの裏切り…人はみんな思い込みで生まれて、勘違いで死んでいく。 【感想】 とてつもなく面白かった。同作者には今までハズレが全く無いが、その中でも面白い方だった。今までの作品のようなパンチライン的な文はそのままに、少しライトさも加わりとても読みやすかった。内容こそ重めで、心に刺さる部分も多いのにサクサク読めて素晴らしかった。今まではずっしりドロドロ重苦しい中にパンチラインがあるイメージだったが、今回はパンチラインと軽快な展開の中に重く刺さる部分もあるという感じ。さらにパンチラインも、今までは全く意味が理解出来ないものも多くあったが、今回はほとんどが理解でき本当に楽しめた。同作者別作品「赤泥棒(青辛く笑えよ)」の主人公の一鉄のように、馬鹿でどうしようもないけど憎めないキャラを作るのが上手く、今回の主人公の馬連もまたとても好きになった。 作中、他メディア作品が多数出てくるが、中でもヒロアカが出てきて少し嬉しかった。 下記印象に残った文を記す。 24ページ「山井は説明に多言を要しない素寒貧だ。素寒貧目素寒貧科は一様に焦っているのが特徴だった。次なんていつもない。前借りを繰り返してついには地獄まで到達した人生違反者に、返してやれる過去はないのだ。」 79ページ「歴史に名を残すほどのヤバさを持っていたら自分から手を挙げて私はヤバいですなんて言ったりしなかった。つまり、ヤバがられたい人間のヤバさなんてヤバがられたくないヤバ人間の足元にも及ばないのだ。このことから、ヤバがられるしか注目を集める手段を持たないジェネリックヤバ人間というのは、この世で最も救いようのない、至って平凡な生き物だといえた。」 131ページ「『犯罪なんてないんだぜ。みんな人を殺したり金を奪ったりすると罪を償わされるとおもってるけど、考え方の順番が逆なんだよ。罰金があるってことは、罰金を払えばやっていいってことで、死刑があるってことは、死ねばやってもいいってことだ』死ねばやってもいいなんて、十円玉で十円玉を買うことくらい意味不明だった。例えば一人で十人殺したとしても、犯人の命は一つしかないのだ。ネコでもギリギリ払えなかった。しかし死んだって償えないからといって、生きていて償えるとも限らない。すべての人間と罪は、生まれてしまったもの勝ちだった。罰には、罪を精算する力なんてなかった。罰はいつも、生まれる前の罪にしか効果を見せないのだ。」 (2025年8月20日読了)
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