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「腹八分目」の生物学 健康長寿の食とはなにか 岩波科学ライブラリー335
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2025/07/17 |
| JAN | 9784000297356 |

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「腹八分目」の生物学
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商品レビュー
3.6
6件のお客様レビュー
腹八分目が大事な理由がわかりました。結局どうしたら良いかはわかりませんでしたが、SAMを知れて良かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
同種または近い種では小さいほうが長生き。種をまたいだ議論では、大きい方が強く長生き。ゾウ、クジラ、ヒトもマウスやラットより長生き。 単細胞の公募も餌を減らすと寿命が伸びる。しかしカロリーではなく、タンパク質の制限によって寿命が伸びる。 動物はタンパク質を一定量摂取したい、という欲求がある。 ほっておくと最大寿命のタンパク質量より多く食べてしまう=満腹状態。ここから少し減らす。 寿命が最大化されたのは、タンパク質:炭水化物が1:16。タンパク質とはアミノ酸。腹八分目にするのはカロリーではなく、アミノ酸。 アミノ酸のうち必須アミノ酸のメチオニンを減らすと、体は小さくなったが寿命は伸びた。メチオニンが経るとSAMが経る。その結果寿命が伸びる。 生物の老化原因 ゲノムの不安定日、テロメアの短縮、遺伝機能の変化、タンパク質向上性の破綻、オートファジ不全、栄養感知の以上、ミトコンドリアの機能不全、細胞の老化、幹細胞の消耗、細胞間コミュニケーションの変化、慢性炎症、微生物叢の破綻。 食事制限はこれらの変化を呼ぶ。 カロリー制限による効果は人間でも、確かめられている。がタンパク質の摂取量と寿命の関係は結論が出ていない。年令によって必要タンパク質が異なる。若いうちは少ないほうがいい。高齢者は多めがいい。 mTOR(細胞内アミノ酸センサー)を阻害すると食事制限をしなくても、寿命は伸びる。mTORは、抗癌剤のラパマイシンで阻害できる。 ラパマイシンは、mTORを阻害して細胞が栄養欠乏状態と勘違いすることでタンパク質合成を止めるから、抗癌剤として機能する。 長期的に食をコントロールすることは不可能。食べることは生きることだから。タンパク質に対する欲求は遺伝子に書かれている。 バッタの実験=炭水化物が不足している餌では、タンパク質が充足すると食事をストップした。炭水化物が過剰な餌では、タンパク質が充足するまで餌を食べた。 タンパク質は糖をつくることができる。タンパク質があれば問題ないが不足すると細胞ができない。 動物はタンパク質に飢えている。アミノ酸をうまみと感じるように進化したこともひとつ。腹八分目で止めることは難しい。 タンパク質を減らすと個体の大きさは小さくなり、生殖能力は落ちる。生殖能力が高い生物が生き残る進化的淘汰圧がかかる。自然界では、寿命の長さよりも生殖能力の高さのほうが大事。 高齢者はタンパク質の摂取量を減らさない。
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食餌制限が寿命を伸ばすというラットにおける実験結果の話から本書は始まる。そしてこのことはミジンコ、ハエ、マカクザル、酵母、線虫でも言える。そしてその食餌制限の効果は、カロリーの制限によるのではなく、タンパク質の制限によるのだという。そこからカギになるアミノ酸探しの話に展開する。実...
食餌制限が寿命を伸ばすというラットにおける実験結果の話から本書は始まる。そしてこのことはミジンコ、ハエ、マカクザル、酵母、線虫でも言える。そしてその食餌制限の効果は、カロリーの制限によるのではなく、タンパク質の制限によるのだという。そこからカギになるアミノ酸探しの話に展開する。実に興味津々の科学物語である。 とはいえ、結局「腹八分目」効果は、若い時期のことらしい。65歳を超えると高タンパク質食の方が死亡率は低いらしい。 生物学的、進化論的に言えば、要はしっかり食べて繁殖し、太く短く生きるか、食を抑え繁殖も控えて、細く長く生きるか、という選択ということらしい。 読後の結論は、食べたい物を食べたい時に食べて、短くとも太く生きる方がいきいき生きることになるのでは、というものだった。 個人的には長生きへの欲望をむしろ手放すことを助ける読書体験になった。
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