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遺伝子は不滅である
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遺伝子は不滅である

リチャード・ドーキンス(著者), 大田直子(訳者), ジャナ・レンゾヴァー(作画)

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遺伝子は不滅である

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2025/07/16
JAN 9784152104441

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商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2025/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『利己的な遺伝子』で一世を風靡したドーキンスの最新作。 6章までは色々な生物を例に自然淘汰の家庭/結果を語ってくれて、ドーキンス自身の比喩も分かりやすく楽しかった。ナショナルジオグラフィックを見てるような、あの感じだ(笑)。 しかし7章は特に面白いな。遺伝子とは個体の振る舞いだけでなく、個体がどれだけ行動の裕度を持つか(元から鳴き声を決めるか学習するか)まで決めてしまう。それをこそドーキンスは「延長された表現型」と語るのだけど、なるほど奥深い…。 昔の生物学では「個体発生は系統発生を繰り返す」と語られ、それは後に間違いとなったらしいけれど、「個体発生は系統発生を内包する」くらいだったら意外と間違ってないのかな、なんて思ったり。 自分なりの解釈だけど、遺伝子が不滅であるのは一種の比喩表現であって、実情を正しく表現しているわけでは無いと受け取ったかな。 実際はこういった遺伝子の働きこそが、自然淘汰というシステムを前に生き残ったのであって、主題は自然淘汰なんだと思う。まぁ同じところにたどり着くんだけどね。

Posted by ブクログ

2025/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

リチャード・ドーキンスの最新刊。内容はドーキンスの総決算的なものとなっており著者の過去の著書のエッセンスが凝縮されている。現在ではまだ実現できていない内容も予想の形で結構入っている。 動物は『遺伝子版死者の書』でありその『パリンプセスト』を読むことで過去に生きていた環境が分かる、というもの。 序盤は擬態・絵画などの偽装を自然淘汰によって遺伝子プールに彫刻していくことの例をあげる。その後海から陸に上がりさらに海に戻りまた上陸したリクガメの紹介、歯の形から草食・肉食が分かること、異なる種の機能が同じような形になる収斂進化、その逆に同一の種からそれぞれの環境にあうように進化していく適応放散、と続く。 そして動物に芸を仕込む反応形成は何を報酬・罰にするかは遺伝子で決められていること、遺伝子が能動的であり原因であこと、表現型は爪・体を超えてそれらが作り出す巣の形状さらには相手を魅了し操作しようととする求愛行動にも延長できること、カッコウの紹介、ハーレムを形成するゾウアザラシのオスは過去を振り返ると隆々とした立派なオスとごく少数の忍び寄り戦略のオスのみがいること、遺伝子が仲間を作り伝わっていくこと、最後に垂直性細菌・水平制細菌を紹介し私達は垂直性ウイルスの巨大なコロニーの一部であり壮大な生活共同体なのだ、として終わる。

Posted by ブクログ