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ムーミンパパ海へいく 新版 講談社文庫
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ムーミンパパ海へいく 新版 講談社文庫

トーベ・ヤンソン(著者), 小野寺百合子(訳者)

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ムーミンパパ海へいく 新版 講談社文庫

定価 ¥803

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2025/07/15
JAN 9784065401859

ムーミンパパ海へいく 新版

¥605

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2025/11/09

森見登美彦×渡辺祐真の読書をテーマにしたトークイベントで森見先生が勧められてた本作。 タイトルのとおりムーミンパパの物語で「中年男性の悲哀が容赦なく書かれている」とのことだったのですが、序盤はむしろムーミンママに肩入れしてしまいました(笑)。平穏なムーミン谷の生活から、パパの一...

森見登美彦×渡辺祐真の読書をテーマにしたトークイベントで森見先生が勧められてた本作。 タイトルのとおりムーミンパパの物語で「中年男性の悲哀が容赦なく書かれている」とのことだったのですが、序盤はむしろムーミンママに肩入れしてしまいました(笑)。平穏なムーミン谷の生活から、パパの一存で急に知らない島に移住とか大変やん… ちょっと暗めの展開が続きますが、次第にキャラクターがそれぞれの葛藤を抱えてもがきながら動き出します。思い通りにいかない海や島の様子も神秘的で、じわじわと物語に没頭することができました。 ムーミンシリーズは子供向けなのかと思いきや、大人になってから読むといろいろ発見がありますね。良い出会いでした。シリーズのほかの作品も読んでみようと思います。

Posted by ブクログ

2025/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読、のはずだけれど、ごく幼い頃に読んだきりだったのでとても新鮮に読むことができた。 小説ムーミンシリーズ第7巻。80周年を記念した新版で、表紙のイラストも、併記されたスウェーデン語のタイトルの配置も美しい。 父としての威厳を取り戻すために、家族を連れて遥か遠くの島に移住し、海と戦いながら家族を養おうとするムーミンパパが主人公。 冒頭ではとにかく何もかもにつまづき、プライドに邪魔され、しょうもない姿が目立つパパだけれど、終盤、海を生き物であると認識し、 「海はときにはきげんがよく、ときにはきげんが悪いが、それがどうしてなのか、だれにもわからないだろ。見えているのは、水の表面だけだからね。ところがもし、われわれが海を好きなら、そんなことはどうでもよくなるんだ。いいことばかりじゃないが悪いことばかりでもないさ……」 ということに思い至ってからは、パパの動きも、また捻くれていた物語の筋も真っ直ぐなものになり、最後は爽やかな読後感だった。

Posted by ブクログ

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