- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
- 1222-01-06
体の贈り物
定価 ¥2,420
1,925円 定価より495円(20%)おトク
獲得ポイント17P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品【送料無料】
店舗受取なら1点でも送料無料!
店着予定:12/15(月)~12/20(土)
店舗到着予定:12/15(月)~12/20(土)
店舗受取目安:12/15(月)~12/20(土)
店舗到着予定
12/15(月)~12/20
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
12/15(月)~12/20(土)
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | twililight/トランスビュー |
| 発売年月日 | 2025/06/20 |
| JAN | 9784991285196 |

店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
12/15(月)~12/20(土)
- 書籍
- 書籍
体の贈り物
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
体の贈り物
¥1,925
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
死が目前にせまる人々と、彼らの元へ通うホームケアワーカーの物語。さみしさ、おそれ、痛み。どうにもならないつらい感情が渦巻くはずの死への恐怖が、ケアワーカーの真っ直ぐでフェアで飾らない、深い包容力によって取り除かれていく。大袈裟な表現も事件もないけれど、静かな感動にぎゅっと胸をつか...
死が目前にせまる人々と、彼らの元へ通うホームケアワーカーの物語。さみしさ、おそれ、痛み。どうにもならないつらい感情が渦巻くはずの死への恐怖が、ケアワーカーの真っ直ぐでフェアで飾らない、深い包容力によって取り除かれていく。大袈裟な表現も事件もないけれど、静かな感動にぎゅっと胸をつかまれる。本そのものの佇まいも、まさに贈り物のような。病に蝕まれたとしても、あなたの体は確かに生きたよ、と抱きしめてくれる。
Posted by 
素晴らしい本だった。 エイズ患者のホームケアを担うUCS(United Care Services)で働く主人公が、さまざまな患者の家にいきケアを行い相手と話をするエピソードが綴られる連作短編小説。 だんだんと体調が悪化していき身の回りのことができなくなっていくクライアントたちに...
素晴らしい本だった。 エイズ患者のホームケアを担うUCS(United Care Services)で働く主人公が、さまざまな患者の家にいきケアを行い相手と話をするエピソードが綴られる連作短編小説。 だんだんと体調が悪化していき身の回りのことができなくなっていくクライアントたちに寄り添い、尊厳を守りながら、自分自身を少し削り取りながら、ケアを続けていく主人公。 いつも訪問ついでにシナモンロールとコーヒーを買っていっていたリックの家。ある日リックから機嫌が良さそうに「今日は買ってこなくて良い」と言われて行ってみると、リックは体調悪化で苦しんでいた。一緒に寝て抱きしめ、車で病院に送る手筈を整えて部屋に戻ると、リック自身が主人公のためにシナモンロールとコーヒーをキッチンに用意していたのだった。そういう一つひとつのエピソードが心を打つ。 人をケアすること、尊厳を守ること、時にはケアをするだけでなく相手から受け取るものもあること(人と人は支え合っているんだ、みたいな感動物語ではなく)……そういうことが、やり取りの中に深く描き込まれている。 もうひとつ、明確に言葉として描かれていない点として、1990年代の物語であり、エイズが同性愛者の病気としての誤ったイメージが強かった時期、ではないかと思う。UCSのケアを受ける前は、多くの場合同性愛コミュニティ(ほとんどが男性同士、ゲイである)の友人にケアされていた。そこにUCSという第三者が支援をすることで、コミュニティに閉じざるを得なかったケアが開かれた、という文脈もあったのではないか、と少し想像した。構造的に負担が減った、というだけでなく、エイズ患者とその周辺の人々が感じる孤立が、少しでも緩和されたのではないかと。
Posted by 
twililightが、レベッカ・ブラウンを復刊してくれたことに感謝したい。 美しい装丁と共に、胸に沁みる素晴らしい読書の時間をもう一度持つことができた。 そして何よりも、“『体の贈り物』三十年後”というレベッカ・ブラウン自らが本書のために寄せた後書きまでもを読むことができたのだ...
twililightが、レベッカ・ブラウンを復刊してくれたことに感謝したい。 美しい装丁と共に、胸に沁みる素晴らしい読書の時間をもう一度持つことができた。 そして何よりも、“『体の贈り物』三十年後”というレベッカ・ブラウン自らが本書のために寄せた後書きまでもを読むことができたのだから。 不治の病で日常が失われてゆく中で、希望がない中で、精一杯の尊厳を持つこと。 それでも溢れでそうな死への恐怖と喪失の苦しみを、誠実に受け止めること。 家族ではなく、ケア・ワーカーとして関わるということは、健康だった日々を知らない人と出会い、病状が悪化してホスピスや病院へ移るまでの短い日々を共にするということだ。 そんな心が擦り切れてゆくような日々を、レベッカ・ブラウンは贈り物と名づけた。 死を前にして人としての尊厳を持つ。 それは自己の身体的なプライドを保つということだけではない。 苦しみの渦中にあっても、相手を気遣える人である生き方を示すことである。亡くなってゆく人々が遺してゆくものは贈り物なのだ。 “『体の贈り物』三十年後”を読んで、僕の視点に欠けていたものにもに気づく。 看取るもの/看取られるものの間に存在する壊れそうなものを包み込むような、そっと慈しみ守ろうとするような関係性は、差別的で暴力的な世界からの避難所でもあったんだということ。 “これは合衆国の各州で同性婚が法律で認められる数十年前の話であり、ゲイの人間たちが ーとりわけエイズを発病した人間たちがー アメリカ政府から罵られメインストリームのアメリカの大半から罵られてから何年も経っていないころだ。 1980年代前半、同じ多くのゲイたちが、生まれついた家族から追い出され、エイズに罹った男たちはほかのゲイの男やレズビアンに助けを求めるしかなかった。” だから、だろうか。 あなたを愛している。あなたがいなくなるのが寂しいよ。といった、存在を強く肯定してくれる言葉が、ことさらに心に響いてくる。
Posted by 