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自殺について 他四篇 岩波文庫
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自殺について 他四篇 岩波文庫

ショーペンハウアー(著者), 藤野寛(訳者)

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自殺について 他四篇 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2025/05/19
JAN 9784003363270

自殺について 他四篇

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商品レビュー

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2026/01/24

著者の根本概念を平易に言うと、「幸せな人生など不可能である」 分解して考えると、 ◾️われわれの真なる存在 物質が時間の中で執拗に存在するのとは全く異なる永続の形がある。個人は死とともに滅びるが、その個人とは時間や空間は現象の形式にすぎない。 個人の死とは何の関わりもなくあり続...

著者の根本概念を平易に言うと、「幸せな人生など不可能である」 分解して考えると、 ◾️われわれの真なる存在 物質が時間の中で執拗に存在するのとは全く異なる永続の形がある。個人は死とともに滅びるが、その個人とは時間や空間は現象の形式にすぎない。 個人の死とは何の関わりもなくあり続けるかの存在は、その形式に時間も空間も持っていない。 じゃあそれって何のか。 認識による知性と意思について考えることが必要になってくる。 知性は脳の機能であり、有機体の消滅とともに無くなる。意思はその限定から自由であり、一次的なもの、根源的なものである。 だから、意思は時間や空間という外的からも自由で、永続的であり得る。 ただし、外的存在と二項対立でしか事象を思考できないこの世界ではそれがどんなことなのか理解し得ない。 ◾️生存の虚しさ われわれの生存は、本質的に絶えざる運動を形式としているのであり、常に追い求める平安とか幸福が得られる可能性はない。 有機的な生命とは、不断の欲求であり、繰り返される欠如、終わりのない苦境だ。 そして、その欲求が止まった時、退屈というやつが襲ってくる。 退屈とは生存の虚しさの感覚である。ただ生きているという状態が価値ないなら、それは生存の無価値を示す。 そんな生存について、朗らかでいることができるのは、目標を達成すれば満足を与えてくれるという思い込みか、純粋な知的営みのみだ。 ◾️世界の苦しみ 不運それ自体が通則。 小川は障害があってはじめて渦巻きを作る。同様に、人間の自然本性は快適な環境では何も感じない。 逆に、不愉快なものや苦痛をもたらすものはとてもはっきり感じられる。(まじでわかる。) つまり、順境や幸福は十分に感知できない。苦痛はめっちゃわかるのに。 だから、人生の歩みの幸福は、苦しみがないかどうかで測られるべき。 もっと言うと人間は動物に比べ、未来・過去という時間性を生み出したことで、苦痛の感受性を高めている。 退屈も責め苦だ。苦境と退屈が人間の生の両極にある。 人生は本質的に嘆きの状態である。 ◾️自殺について 自殺について、この嘆きの世界からの真の解放に対して、ただ見せかけでしかない解放を押し付けることによって、最高の道徳的目標(生きようとする意思の否定)への到達に敵対している。 苦しみこそが人生の本来の目的であるというのが真理。 苦しみの根源=生きようとする意思 ◾️生きようとする意志の肯定・否定 生きようとする意志の否定とは、非意欲(意志しないこと)という能動である。 死後、非意志が現象するのかどうか知らない。 人間の欲求とは、既にそもそも始原において、その本質からして罪深く咎められるもの。その結果、生きようとする意志全体が咎められるべきものだ。 だから、人生はあくまでもわれわれに課された厳しい教程だ。幸せな人生など不可能である。 ・優しさ 彼自身の本質を他者の内にも認め、それゆえ他者の運命に関心を寄せつつ、自らの周りにほとんど常に自分自身の運命より過酷な運命を見てとる。 まとめると、偽りの幸福を信じ込むより真理を知った上で静かであるほうがいいということか。 なんと厭世的。

Posted by ブクログ

2025/10/31

日本大学図書館生物資源科学部分館OPAC https://brslib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000347764

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2025/09/09

難しい岩波文庫を読む練習 言葉の意味を調べつつ読了 時折著者に対する小さな共感性羞恥を感じつつ… 死は安寧である、と考えれば、家族や己の死に対する恐怖も少し和らぐのだろうか? 憎まれっ子世に憚る 美人薄明 早くに生を終えることは、今生の修行がようやく終わったということなの...

難しい岩波文庫を読む練習 言葉の意味を調べつつ読了 時折著者に対する小さな共感性羞恥を感じつつ… 死は安寧である、と考えれば、家族や己の死に対する恐怖も少し和らぐのだろうか? 憎まれっ子世に憚る 美人薄明 早くに生を終えることは、今生の修行がようやく終わったということなのか 痛みを伴うものでなければ、死を受け入れることは可能なのだろうか? 私のような浅い人間には、これらの答えについてはまだわからない 自分にはまだまだ、この世での苦しみという修行が必要のようだ

Posted by ブクログ