商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2025/05/19 |
| JAN | 9784003363270 |
- 書籍
- 文庫
自殺について 他四篇
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自殺について 他四篇
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商品レビュー
2.5
7件のお客様レビュー
【学内から】 https://kinoden.kinokuniya.co.jp/kyorinlib/bookdetail/p/KP00133520 【学外からリモートアクセス】 https://sfx3.usaco.co.jp/kul?url_ver=Z39.88-2004&a...
【学内から】 https://kinoden.kinokuniya.co.jp/kyorinlib/bookdetail/p/KP00133520 【学外からリモートアクセス】 https://sfx3.usaco.co.jp/kul?url_ver=Z39.88-2004&url_ctx_fmt=infofi/fmt:kev:mtx:ctx&ctx_enc=info:ofi/enc:UTF-8&ctx_ver=Z39.88-2004&rfr_id=info:sid/sfxit.com:azbook&sfx.ignore_date_threshold=1&rft.object_id=5690000000608001
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君は死によって無になる。しかし、後者の意味では、すべてであり、すべてであり続ける。 われわれの人生の情景は粗く描かれたモザイク画に似ている。それは近くで見たのでは何らの効果も発揮せず、それを美しいと感じるためには離れて立たなければならない。だからこそ、憧れ求めてきたものが手に入...
君は死によって無になる。しかし、後者の意味では、すべてであり、すべてであり続ける。 われわれの人生の情景は粗く描かれたモザイク画に似ている。それは近くで見たのでは何らの効果も発揮せず、それを美しいと感じるためには離れて立たなければならない。だからこそ、憧れ求めてきたものが手に入ると、それが虚しいという隠された真相を嗅ぎつけることになる。そして、われわれは、いつも、より良いものへの期待の内に生きているのであり、往々にして同時に、過ぎ去ったものへの後悔に満ちた憧れの内に生きていたりもする。それに対して、現在ただ今あるものは、ほんの一時的にただ甘受されるにすぎず、無と見なされる。目標に向かう道にすぎないと見なされるのだ。 欲求と幻想によって動かされ続けているにすぎないことの帰結なのだ。しかも、その運動が停滞すると、生存の全面的な荒涼と空疎さが露わになる。 人間の生存が、一種の迷走であらざるをえないことは、単純そのものの考察からも十分に明らかになる。 人間は様々な欲求からなる形成物であり、容易に獲得できないその満足は何の苦痛もない状態以外の何も与えてはくれず、その中では、人間はただ退屈の餌食になるだけで、この退屈は、生存それ自体には何の価値もないことをまさに証明している。つまり、生とは、それを願い望むことの中にこそわれわれの本質と生存が存しているものなのだ。 喜びは期待をはるかに下回り、苦痛は予想をはるかに上回るように感じる 善い人間は、不幸が大きくなりすぎると人生から逃げ出さねばならない。しかし、悪い人間は、幸せが大きくなりすぎても人生から逃げ出さねばならない。セーレン・キェルケゴール 年齢と経験が手に手を取り合い、 彼を死へと導く、そして、彼は とても長く苦節に満ちた努力の末に 自分が人生の全体を通して正しくなかった と認識したのだ 人生とは通例、一連の叶わなかった希望、仕損じられた計画、気づくのが遅すぎた誤り以外の何ものでもなく 自殺したい=もっと良い条件で生きたい 「自殺者は、生きることを断念するのではない。ただ、生存に伴う条件に満足できないだけである」 自殺とは「究極の現実逃避」であり、「生きる意志」に対する根本的な解決にはなっていない、不器用な敗北宣言に過ぎなかった
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
哲学書を読むことがないので骨の折れる読書だった。自殺についてというタイトルであるが、ショウペンハウエルの死生観を取り扱ったもの。もともと出していた論文の補遺という形のよう。1回で理解できるとは思っていないので、何度か読むうちに理解は深まりそう。 死とは無への移行、人生は悲劇としての性質を持つ厳格な躾である。
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