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芭蕉はがまんできない おくのほそ道随行記 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2025/04/18 |
| JAN | 9784087447651 |

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芭蕉はがまんできない おくのほそ道随行記
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
日本の文学史上にその名を残す俳人・松尾芭蕉。 『おくのほそ道』の冒頭は教科書に載っており、芭蕉の代表作と言われる句の幾つもが多く知れ渡っている。 私自身、好きな句も多いけれど、どこで詠まれたかとなると、飛び飛びである。 その芭蕉と曾良の二人旅の足取りを、曾良の視点で芭蕉を見つめつ...
日本の文学史上にその名を残す俳人・松尾芭蕉。 『おくのほそ道』の冒頭は教科書に載っており、芭蕉の代表作と言われる句の幾つもが多く知れ渡っている。 私自身、好きな句も多いけれど、どこで詠まれたかとなると、飛び飛びである。 その芭蕉と曾良の二人旅の足取りを、曾良の視点で芭蕉を見つめつつ今回初めてきちんと辿ることができた。 師弟二人の身軽な旅というイメージを抱いていたが、実は東北各地に芭蕉の門下の支援者がいて宿の手配をしてくれたり、俳諧興行というイベントを企画してくれたり、金銭的な助けがあったと知る。松尾芭蕉は全国的に偉大な人だったのだな。 この旅は、芭蕉の敬愛する西行法師の足跡を辿る、今風に言えば「聖地巡礼」の旅でもあった。 芭蕉のオタクっぷりに振り回される曾良は、時に芭蕉を醒めた目で見る。ストレスで胃炎まで起こした。 「作家の日記は全て真実とは限らない」と何かで読んだが、芭蕉は「旅日記」の完成度を上げるため、だいぶ脚色したり、日付をずらしたり、旅日記に現実を合わせるように行動したりする。 そのため、曾良は曾良で、現実にあったことを正確に記録に残すことに努めた。 一つ例を挙げると、私は昔「蚤虱(のみしらみ)馬の尿(ばり)する枕もと」という句を知って、そういうところに一夜の宿を求めながらの貧乏旅だったのか、それも風流だ、などと思い込んでいたが事実は違うらしい。 実際に通されたのは奥の立派な座敷である。芭蕉の演出に私も引っかかってしまった。 クライマックスは出羽三山の旅だろうか。厳しい自然に死の影も見える、生まれ変わりの旅だった。 芭蕉と旅を共にし、そこで生まれる俳句を見て、さらに推敲されて素晴らしい作品に変貌する場面に立ち会うことは、曾良にとって幸せだった。 曾良にとっても「俳諧と自分」を見つめ直す旅であった。 少し渋さが足りない感じはしたけれど、芭蕉という天才に圧倒されながらもその世話に尽くし、僻んだり嫉妬したり、自分の俳諧を見つけようとして焦ったりという曾良の複雑な気持ちが「主人公」らしかった。 最後に枯れ野をかけめぐる芭蕉と曾良よ、永遠に。
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松尾芭蕉の代表作「おくのほそ道」 芭蕉と弟子の曾良の奥州旅を、曾良の時点で描く物語でした。 学校で習った程度の浅い知識しかなかったので、様々なことが興味深かったです。 俳句が芭蕉の手直しによって、ちょっと言葉を変えるだけで大きく印象が変わるところとか、曾良と同じように「おおーっ...
松尾芭蕉の代表作「おくのほそ道」 芭蕉と弟子の曾良の奥州旅を、曾良の時点で描く物語でした。 学校で習った程度の浅い知識しかなかったので、様々なことが興味深かったです。 俳句が芭蕉の手直しによって、ちょっと言葉を変えるだけで大きく印象が変わるところとか、曾良と同じように「おおーっ」となりました。 芭蕉は変人だし、曾良は辛気臭いし、読み進めるのがしんどい時もありましたが、最後まで読むとなかなか爽やかな心持ちになれます。
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<目次> 略 <内容> 『青春と読書』(2023.8~2024.10)連載のものを加筆訂正したもの。河合曽良を主人公に、松尾芭蕉の『おくのほそ道』の道中を描いたもの。オーソドックスながら、俳句の解釈はすごい。そこまで考えるかはともかく、文学的にもなかなかなものでは?
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