宇宙から見る地球 観測衛星が切りひらく驚きの未来

村木祐介(著者)

• 販売会社／発売会社: 扶桑社
• 発売年月日: 2025/03/18
• JAN: 9784594099633

商品レビュー

2025/05/11

宇宙って、ファンタジーのイメージがあったけど、経済活動圏なんですね。

サンダーバードの時代が懐かしいな。

2025/04/13

主要テーマ

人工衛星による「衛星地球観測」の重要性と多角的な可能性
ビジネス、社会課題解決、新たな視点獲得という観点からの意義
宇宙飛行士の視点を通じた「宇宙から地球を見る」ことによる意識変化

衛星地球観測の重要性

JAXAの宇宙エンジニアとしての著者の経験に基づく重要性の提唱
持続可能で安心・安全な未来社会実現のための必須ツール
ビジネスと社会貢献の両面での現代人の必須教養

宇宙と人工衛星の基礎知識

宇宙環境（無重力、真空、温度変化、放射線）の特性
人工衛星の種類（通信・放送、測位、地球観測、科学衛星など）
リモートセンシングとしての衛星地球観測の仕組み
大型衛星と小型・超小型衛星の特徴と役割

地球を見る衛星の「眼」

光学観測（可視光線、近赤外線、中間・遠赤外線）の特性
マイクロ波観測（SAR、降水・雲レーダ、マイクロ波放射計）の特徴
分解能、観測範囲、観測頻度などの衛星データの基本特性
温室効果ガス観測用分光計やライダーなどの特殊センサ

衛星地球観測の多様なビジネス利用

農業（生育状況把握、収穫量予測）
漁業（漁場探索、養殖管理）
運輸・物流（航行支援、交通状況把握）
金融・保険（経済指標推定、災害リスク評価）
建設・インフラ、エネルギー、マーケティングなど幅広い分野での活用
DX（デジタルトランスフォーメーション）とGX（グリーントランスフォーメーション）への貢献

地球規模課題解決への貢献

防災（災害状況把握、被災者支援、防災計画）
気候変動対策（温室効果ガス観測、森林・海洋モニタリング）
生物多様性・地球環境保全
途上国支援と経済安全保障

宇宙から地球を見る体験

宇宙飛行士が語る地球の美しさ、脆さ、一体性
油井亀美也氏との対談による宇宙からの地球観の共有
「地球を覆っている青い大気が凄く薄い層に感じられる」という認識
国境線の認識と「何でこんな小さなところで争っているんだろう？」という気づき
衛星データと宇宙飛行士の感情的視点の融合による深い理解の可能性

未来社会への展望

地球デジタルツインの構築
AIを活用した自動運転などの新技術
「予測しにくい変化を迅速に見渡せる社会」の実現