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0の裏側 数学と非数学のあいだ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | コトニ社/トランスビュー |
| 発売年月日 | 2025/03/15 |
| JAN | 9784910108216 |
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0の裏側
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
このわからなさはなんだろうと考えた時、大学でフーリエ変換などの、現実で認知したことのない数の集合を扱う学問の初読に似ているな、と思った。本書は、中沢新一氏的には数学を仏教的感覚=レンマ的にアプローチすることで、数え切りができる数字に、裏側を見出そうという、一見するととんでもない...
このわからなさはなんだろうと考えた時、大学でフーリエ変換などの、現実で認知したことのない数の集合を扱う学問の初読に似ているな、と思った。本書は、中沢新一氏的には数学を仏教的感覚=レンマ的にアプローチすることで、数え切りができる数字に、裏側を見出そうという、一見するととんでもない本である。だが千谷彗子氏の数式パートは具体性があり、この両名の思想や考えを、三宅陽一郎氏がなんとか繋げてくれる。これは奇跡のような組み合わせである。
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※このレビューにはネタバレを含みます
『0の裏側――数学と非数学のあいだ』を読んだ感想を振り返ってまとめる。 本書は、数学の「ゼロ」をタイトルに掲げながら、私たちが普段表面的に捉えている理性的・論理的な世界と、その裏に隠れて存在している、理性では把握しがたい直感的・情緒的な世界という二重構造に着目している。「月の裏側」という喩えからもわかる通り、見えるものと見えないもの、説明できる領域と説明できない領域の間に知の可能性が広がっていることに読者として強く引き込まれた。 著者は、哲学・数学・認知科学・東洋思想を横断しながら、「ロゴス(論理)」と「レンマ(直観)」のあいだにある未踏の領域を、三人の異分野からの視点で多面的に明らかにする。中沢新一は東洋思想や人類学的な視点から、千谷慧子は集合論や仏教論理を、「マンガ的解説」など親しみやすさを追求しつつ展開している。三宅陽一郎はAIや認知科学の知見を融合させ、「理性の限界」とその先にある知性の広がりを示唆している。 私が発した問いは、数学的な起源から始まり、岡潔の思想、仏教、生成AIとの違和感、身体的知性について、さらには本書の題名や内容の構造的な意味まで、理論と実体験、直観と論理の相互作用を問うものが多かった。どの問いも「知の境界」への興味から生まれている。 あなたの回答は、各テーマの理論的背景や具体例、現代的応用、著者の思考との関係を整理してくれた。特に、私の身体感覚や日常経験も知性論に組み込んで評価し、筆者になりきった反応やメタ認知的構造も示すことで、「問い→答え」の流れが単なる情報取得以上の「知の生成体験」になった。 全体を通して、本書は理性だけではたどり着けない「知の裏側」への探求心を喚起し、対話によって抽象と具体が行き来する知のプロセスそのものが「0の裏側」を体験する営みであることに気づかされた。学問的・哲学的だけでなく、生き方や知の実践にも響く本だった。
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